上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
- --/--/--(--) --:--:--|
- スポンサー広告
-
-

昨年10月に始めたこのブログ、今回が100回目の記事です。
約1年でアクセス数も10,000に達しました。
皆様、応援ありがとうございます。
おりしも今日は私の誕生日。
原点に返り、北京のど真ん中・故宮の紹介です。
北京を始めて訪れた方は、とりあえず故宮には足を運びますよね。
出張で来た忙しいビジネスマンでも、1時間もあればさっと見学できますし。
でも、今見学に行くと期待を裏切られるかも。
なにしろ、ラストエンペラーの映画で官僚が一斉にひれ伏したあの広場。
本来なら、皇帝溥儀が立っていた建物が聳えているはずですが・・・
まあ、聳えていないわけではないのですが、こんな状態です。

工事のネットに、実物大の太和殿の写真を貼ってるのは、
60元の大金を払って入場した各国のお客様へのせめてものサービスでしょうか?
写真の下のほうをよく見ると、普段は気付かないような、故宮の建築の細部が紹介されており、
それはそれで面白いんですよ。
太和殿がこんな様子でも、故宮を訪れる観光客は減る気配がありません。
以前は、短時間コースでは中心線を一直線に北上していたのですが、
最近は、東側を通ることが多いです。
中心線では、似たような建物ばかりが続くのに対し、
東側は色々なものが見られます。
何より、圧倒的に人が少ないのが、高ポイントです。
太和殿、中和殿、保和殿というメインの建物を過ぎたところで、東側に入ります。
20元余計に取られるのは我慢しましょう。
入ってすぐのところに九龍壁があります。

北海公園、山西省大同のものと併せて三大九龍壁と呼ばれています。
9つの龍の一つには、琉璃瓦ではなく木片が使われている部分があります。
連れてきた出張者にこの木片を探させるのも定番となりました。
さあ、どこにあるでしょう?

答えはこちらです。
九龍壁の前を北に向かうと、宝物館です。
昔より随分展示がきれいになりました。
乾隆帝の"御花園"(実際には花などない)を抜けると、"珍妃の井戸"があります。
浅田次郎の小説にもなっていますね。
洋務運動を行って西太后の怒りを買った光緒帝。
珍妃は彼の第二側室でしたが、皇帝の寵愛を一身に受けていました。
洋務運動が戊戌の政変で挫折すると、珍妃は光緒帝とは別々に軟禁されていました。
義和団の乱鎮圧の八国連合軍が北京に入場した際、
西太后や光緒帝は西安に逃れたのですが、
珍妃は同行を許されず、この井戸に落とされたと言います。
その井戸がこちら。

えっ、こんなに細かったの?
と私も思いましたが、当時の井戸には既に蓋がされているとの説明書がありました。
故宮の北の門 神武門を抜けると目の前が景山公園です。
風が吹いて北京に青空が戻ってきた寒い日、故宮が一望の下に見渡せるこの山に登りました。
去年登った時は改装中で悔しい思いをした山上の万春亭
やっと改修が終わりました。
冒頭の写真が山頂(というのはおこがましいですが)から見た故宮です。
南は前門、天安門から故宮、北は地安門を通って鼓楼を結ぶのが北京の中心軸。
景山の万春亭はまさにこの中心軸上に建ってます。
こちらは北側を見たところ。

スモッグが吹き飛ばされ、西側は遠く西山・香山まで見渡せます。
近くの北海公園はもちろんよく見えます。

実は、東を見ると私のマンションも見えるのです。
万春亭の周りできれいな景色を眺めているうちに日が低くなってきました。
やがて沈んでいく太陽。
手前に見える水面は、中南海の一部です。

風の吹いた日の北京の夕陽はなかなか捨てたものではないですね。
スポンサーサイト
- 2006/12/08(金) 13:33:38|
- 北京でお散歩
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2
Lin叔叔さん
祝賀コメントありがとうございます。
最近は北京以外の記事が多くてすみません。
ドイツ旅行記を書き終えたら、また北京の記事も増やします。
- 2006/12/12(火) 11:40:40 |
- URL |
- 山大22号 #-
- [ 編集]
100回、おめでとうございます。
私の北京一番のお奨めも景山・万春亭からの眺望です。駐在で数回行きましたが全て好天でしたー天気の悪いときはて出かけないこともありますがー。
これからも北京信息、お願いいたします。
- 2006/12/12(火) 11:36:13 |
- URL |
- Lin叔叔 #-
- [ 編集]