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「まだやってんの」と言われそうですが、
去年の6月に行ったドイツ旅行記の続きです。
町自体が世界遺産になっているバンベルクを後にし、
向かったところは、今回の旅行の最終訪問地イルゼー。
ドイツ南部、ミュンヘンの南西方向にあります。
皆さん、イルゼーなんて聞いたことがないでしょう。
有名なサッカーチームがあるわけでもありません。
地球の歩き方にも載ってません。
そんなところに行く理由は唯一つ。
ビールです。
ここにはビールを醸造しており、宿泊も可能な修道院があるのです。
この日バンベルクからイルゼーへのの電車のルートを考えた時、
ポイントとなったのは、17時から始まるドイツ-アルゼンチン戦に間に合うこと。
その通りスケジュールを組み、時間通り到着しました。
レセプションで、(当然見られると思い)どこでサッカー観戦するのか聞いたところ、
「
我々の試合だけレストランの一角で観戦可」とのこと。
開始30分前にレストランに行くと、まだ誰も来てないので、テレビの目の前の席を占拠し、
自慢のビールを飲みながら待ちました。

Ur-trunk
古文書に書かれていたレシピで作ったというヘルスです。
少し甘くてフルーティー、酵母の香りが強いビールです。
Schmalzという独特のラードを塗ったパンをつまみに
Ur-weisse、Ur-Dunkelを続けて飲みました。
試合時間が近づくとちらほら客が集まってきました。
ほとんどがお年寄りで、試合中も非常に静かに観戦です。
でも、クローゼのヘディングシュートでドイツが同点に追いついた時にはさすがに会場が沸きました。
当然ながら、私は今日もにわかドイツファンとなってます。
1-1のまま延長戦も終了し、PK戦になりました。
ドイツがPK戦に負けたのを見たことがありません。
その時点で勝負ありでした。
クローゼのヘディングとPK戦。
2-1ではなかったですけど、
バンベルクのビアホールでの私の予想は8割的中と言ってよいでしょう。
翌日の昼食時にはUr-weisseとStarkbierを飲みました。

前者はいわゆる白ビール。
一口目にかなりの酸味が味わえます。非常にすっきりした味で「生」っていう感じ。
0.5lで2.85ユーロ。

後者は黒ビールで、甘くてこってりした味。思ったより色は濃くありませんでした。
0.4l入り2.95ユーロ
この日は、17時からポルトガル-イングランドの準々決勝がありました。
"我々の試合"ではないので、レストランでのPVはなし、部屋のテレビで観戦しました。
キーマンのデコが出場停止でも、ポルトガルはなかなかいいサッカーを展開しています。
ついに、ルーニーが退場。
故意に踏みつけたようには見えませんが、そう判断させたロナウドの勝ちでしょうか。
ポルトガルがPK戦に勝ち、準決勝は技のチーム同士の対決に決定しました。
PK戦までもつれ込むと、とっとと食事を済ませないと次の試合に間に合わなくなります。
でも、メニューは決まっています。
まずビールで作ったスープWurzige Bierbrotsuppe、
あわせたビールはUr-Dunkel。

今ひとつ特徴がないビールでした。0.4lで2.65ユーロ。
21時からのフランス-ブラジル戦をテレビ観戦。
10分ぐらい遅れたが、まだ両チーム無得点です。
フランスがかなり攻めまくり、
FKから、ロベカルが靴の紐を結んでいマークを怠るうちにフリーになったアンリが決勝点。
86年、98年に続いてフランスはブラジルに3連勝です。
ここのメインレストランは、石造りの重厚な部屋と、

透明な天井から日光が降り注ぐ明るい部屋とに分かれています。
どちらもビール醸造所らしいインテリアです。

ビールはもちろん、敷地内の醸造所からパイプラインで直送されます。

醸造所の一角は博物館になっていて、見学可能。
こんなかわいらしい入口から中に入ると、
実際に運転しているところが見えます。

こちらは発酵槽。

何かわかりませんが、こういう釜もあります。

それどころか、あまり人のいないドアを開けて、1階におり、更にその辺のドアを開けると、
んっ!?
ここは本物のビールが置いてある倉庫だっ!
飲もうと思えば1本抜き出して飲めそうでした。
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- 2007/05/27(日) 22:48:27|
- ドイツ旅行記
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