北京ひまつぶし

北京駐在中のおもしろい出来事を、皆様にお伝えします。


スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

故宮-東華門のなぞ

東華門

私の住むマンションの前の道を、まっすぐ西に15分ほど歩くと、
故宮の東門、"東華門"にぶつかります。

この門の内側一体は、
明清の時代に、官僚たちが勤務していた場所でした。

現在、故宮博物館としては対外開放しておらず、
文物管理など事務作業が行われているようです。
だから、観光客はこの門から入場することはできません。

この東華門、故宮の他の門とは異なった特徴があります。
それは何でしょう?


数字の中で1番大きい数は"9"。
皇帝もこの数字を尊びました。
故宮の部屋の数も、9,999部屋と言われています。
(1973年の調査では、8704部屋だったらしい)

そして、故宮の門についている大きな鋲は、
縦に9個、横に9個です。

こちらは、午門の中央口の扉です。
数えてみてください。

午門扉

天安門も、他の門も、皆9x9=81個の鋲が付いています。

こちらは、東華門の扉。

東華門扉

縦には9個ありますが、横は8個ですね。

これは、どこの門でしょう?

東華門開いた扉

出勤する職員のために開放されている、
東華門の中央の扉です。

前のブログにも書きましたが、
清の時代、午門を通れるのは皇帝だけでした。

明の時代はもう少し規制がゆるかったそうですが、
皇帝は午門から、皇太子は東華門からと決まっていたそうです。

皇帝の通る門と区別するため、鋲の数が少ないのです。

明の11代皇帝正徳帝(朱厚照)が16歳で亡くなった時、
弟も息子もおらず、皇太子が決まっていなかったため、
現在の湖北省に封じられていた、いとこの朱厚璁を呼び寄せ、
帝位を継がせようとしました。

中国では、同世代の兄弟、従弟、親戚は、名前に共通の文字を使います。
正徳帝と同じ"厚"の字を持つので、同世代だとわかりますね。

さてこの朱厚璁、北京にやってきたのに、崇文門の辺りに留まったまま、
紫禁城に入城しません。

当時の世継ぎのしきたりでは、
まず皇太子となってからでないと皇帝になれません。
彼も皇太子として紫禁城に入った後、正式に皇帝になることが求められました。
そして、皇太子は東華門から入城しなければなりません。

しかし、当時16歳の朱厚璁は、
「自分は皇帝を継ぎに来たのだから、皇太子の扱いは許せない。
午門から入場させるべきだ。
東華門からしか入城させないのなら、世継ぎは断る。」
こんなわがままを言ったそうです。

困った宮廷は、相談の結果、
皇太后に謁見するとの名目で、午門からの入城を許可したそうです。

これが第12代嘉靖帝、
即位後もわがままは直らず、意見の異なる官僚を次々に追放し、
挙句の果てには、自身で政治を見ることをやめてしまい、
一切を家臣に任せるようになってしまいました。

私は、わがままではないので、
東華門からでよいから故宮に入れてくれと頼みましたが、
あっさり断られました。

東華門外の堀

東華門の外にはお堀があり、遠くに角楼も見えます。
現在の東華門は、こんな政争には関係なく、
朝から人々が釣りをしています。

お堀の脇にあるフュージョン・レストラン"四合軒"で、
週末の夕方にライトアップされた東華門を眺めながら食事をし、
食後はお堀端を散歩する。
絶好のデート・コースですね、

お相手さえいれば。
スポンサーサイト
  1. 2007/07/08(日) 19:50:43|
  2. 北京でお散歩
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
<<餛飩侯 | ホーム | 故宮-午門の"なぜ">>

コメント

はちの父さん

コメント拝見してびっくりしました。
おっしゃる通りの公寓の13階南側に住んでいます。

ブログはゆっくり拝見させてください。
非常に面白そうですね。
  1. 2007/07/16(月) 07:26:30 |
  2. URL |
  3. 山大22号 #-
  4. [ 編集]

山大22号さん

初めまして「はちの父」と申します。
写真も大きくて見やすく、内容も面白くて
だいぶ以前より、ブログを拝見しております。

最近の記事を見て思ったのですが、山大22号
さんのお住まいって麗○公寓ではありませんか?
それも南側の部屋・・?
実は私も麗○公寓で、土日の休みの日は
山大22号さんが記事にされた胡同など
よくぶらついています。もしかしたらロビーなど
ですれ違っているかもしれませんね。

中年のおやじが昨年秋に始めたブログで、
挫折しながら気が向いたときに更新しています。
暇なときに覗いて見てください。
ご近所だと言うことがわかると思います。
http://blog.livedoor.jp/beijing_tansaku/

  1. 2007/07/15(日) 21:37:53 |
  2. URL |
  3. はちの父 #-
  4. [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://bjhimatsubushi.blog29.fc2.com/tb.php/147-f843e9a8
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

山大22号

Author:山大22号
横浜の会社から派遣されて
北京駐在中。
サッカーと食べ歩き(飲み歩き?)は
生涯現役が目標です。

カテゴリー

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。