北京ひまつぶし

北京駐在中のおもしろい出来事を、皆様にお伝えします。


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金生隆のしゃぶしゃぶと爆肚

金生隆


今日の午後、日本の本社から出張者が来ました。

雑談の中で、「今日は出張に来なければ元の上司の家に呼ばれていた」とか「誰々はゴルフに行って」とかいった話が出てきます。
どうしてこんな日に、と思っていると

出:「今日は日本は休みだぞ。」
私:「えっ、何の日でしたっけ?」
出:「創立記念日だろ、我が社の!」
私:「げえーっ!まったく忘れてた。」

そういえば、日本からのメールがほとんどありませんでした。
事前に気づいていれば北京事務所も休みにするところだったのに。

まあいっか、今日は天気も良くなかったし。

その代わり、出張者を前から行きたかった店に無理やり連れて行き、憂さを晴らすことにしました。


行きたかった店とは、「爆肚馮 金生隆」です。

創立は清の光緒19年といいますから1893年です。
創設者の馮天傑は1874年生まれ、19才の時の起業です。
元々は王府井沿いの東安市場で"爆肚(羊や牛の内臓をゆでて独特のタレで食べる物)"を出していた爆肚馮がきっかけです。

2代目馮金生の頃、東安市場の8店が合併して、金生隆となりました。

3代目馮国明の時、1998年東直門内に移り、道路拡張で立ち退きとなった2002年、亜運村近くの健徳橋に移りました。

いつの頃からか羊のしゃぶしゃぶも出すようになり、情報通の日本人の間ではしゃぶしゃぶの方が有名です。

この店を知ったのは、2003年出版の原口純子著『北京上海「小さな街物語」』です。
普通の店では、羊のしゃぶしゃぶというと、冷凍したものを機械で切り、くるくるっと丸まった薄い羊肉がでてきます。
でも、この店では新鮮な肉を手で切って使っています。
そこまでは他の店でも見たことがあります、が
金生隆は、北京郊外で処理した新鮮な肉を使い、いろいろな部位が選べるのが特徴だそうです。

もう一つ興味を持ったのは、本に載っていた店の写真。
入り口にかけられた看板では、店名の「馮」の字が塗りつぶされているのです。(上の写真)

実は、北京にはもう1軒有名な「爆肚馮」の店があります。
場所は、前門地区の廊坊二条。
この店には何回か行ったことがありますが、「馮」の字はそのままです。
やはり「正宗」「北京老字号」を誇り、金生隆が掲げるのと同じ創業者の写真を飾っています。
爆肚馮



さて、どちらが本物なのでしょう?

店に入ってまず注文したのは様々な種類の新鮮な羊肉。
脂身50%の"大三又"(ロース?)、脂身30%の"上脳"(背中)と"磨档"(モモの内側)、赤身の"里肌"(フィレ)、それとどこの部位だか忘れましたが"黄瓜条"も頼みました。

爆肚は、モツ系3種類が入った"羊三様"と、焼肉ならミノに当る"羊肚"。
他に定番の焼餅と糖蒜。更に野菜と豆腐、春雨など。
ここには、老北京の味である麻豆腐、豆汁などもあったのでついでに頼みました。

羊はすごくおいしかった。
冷凍の薄切り肉ではとても味わえない、羊肉のうまさが際立ちます。
部位による歯ざわりや味の違いもよくわかります。脂身50%でも決して脂っこくありませんでした。
私は20年来羊のしゃぶしゃぶを食べていますが、ここは私的にNo.1です。

前門の店では、人が食べてるのを見ただけですが、冷凍薄切り肉でした。
金生隆まず1ポイント獲得。

前門の店でいつも食べていた爆肚は牛百葉(牛のセンマイ)ですが、今日は羊の爆肚。
単純に比べられませんが、伝統的な爆肚は羊を使っており、それはここにしかないとどこかのHPに書かれていました。
金生隆2ポイント目。

原口さんの著作では、3代目馮国明氏がかたくなに一店舗での営業を守っているように書かれています。
ところが、今日行ったのは東四十条のビルの中にあるお店です。
店で聞くとここは2店目で、更にもう1店支店があるとのこと。
店に飾られた歴代店主の写真の脇に、1964年生まれの4代目馮夢涛氏の写真が並んでいます。
4代目が拡大路線をとっているのかな?
ビルの中の綺麗な店は、特に爆肚などを食べる雰囲気とはちょっと違うかもしれない。
前門の爆肚馮に1ポイント

家に帰ってネットで調べても、どうも金生隆の方が本家のようですね。

でも、チェーン展開したり、品数を増やしたりすると、どうしても味が落ちてしまうのが心配です。
店の名刺では、わざわざ「馮」の字の馬の部分を塗りつぶしたまま印刷しており、
のれん争い(?)まで宣伝の材料にしているように見えなくもありません。

まあ、とにかく、本社の出張者も大満足。
羊のしゃぶしゃぶは圧倒的においしいので、この味を守って欲しいところです。
今日のお会計は、5人で254元(約3,300円)。この値段も守って欲しいですね。

今度は、健徳橋の本店に行ってみたいなあ、そうしたら3代目に会えそうな気がします。
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  1. 2005/10/25(火) 23:32:17|
  2. 北京でグルメ
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:2
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コメント

yanboさん、本当においしいですよね。どうしてあまり有名じゃないのかな。3代目お薦めの店、是非行きましょう。
  1. 2005/11/02(水) 21:46:45 |
  2. URL |
  3. 山大22号 #-
  4. [ 編集]

あ、ここは私も大好きです。自分が店選びするならここ以外は行きません。
3代目馮さん、こないだは健徳橋にいましたよ。青藍ビルは確かに雰囲気が・・・ですね。しかし馮さんのお薦めは3号店(展覧館の裏)だそうです。雰囲気もバツグンと言ってました。どうなのかしら?
今度行ってみましょうか。
  1. 2005/11/02(水) 16:45:05 |
  2. URL |
  3. yanbo #-
  4. [ 編集]

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豆汁豆汁(とうじゅう、中国語 豆汁儿d?uzh?r、酸豆汁儿su?n d?uzh?r)は、リョクトウ|緑豆を煮てから、すりおろして作った豆乳を乳酸発酵させた酸味のある飲料。北京の
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