
四合院の門が好きな私としては、是非行ってみたかったのが、
古代建築博物館。
地図を頼りにタクシーに乗って行って来ました。
到着してわかったのですが、
この博物館は、先農壇の中にあるんですね。
「先農壇」
聞いたことはありましたが、なんだか知りませんでした。
行った時も予備知識は何もなし。
後から調べたところによると、
明朝の嘉靖年間の中期に、農業と医薬の祖・神農氏を祭る為に建立、
清の皇帝は毎年ここで神を祭り、
自から農作業をしたそうです。
そういえば、官僚に囲まれて、農地に鍬を入れる雍正帝を
故宮のDVDで見た気がしてきました。
確か、日本の天皇陛下も、自らお田植えをされますね。
こちらが、皇帝が農作業を行った場所、
"一畝三分地”です。

敷地の一番南端にあります。
今では台の上はアスファルトで固められており、
とても農作業はできません。
肝腎の古代建築博物館は、先農壇の一角を占める四合院作りの建物です。
博物館の前にあって気になったのが、石造りの炉塔。

軒先に見える組木を斗拱(ときょう)といいますが、
ここではそれも石でできてます。
かなり精巧な造りでした。
さて、いよいよ博物館の中に入ってみましょう。

原始時代の住居から始まって、
歴史上の各種建築物のうんちくが紹介されています。
屋根の形や、梁・斗拱の構造なども紹介され、それなりに興味はありますが、
ちょっと、このブログに載せるのは・・・ってな物が多かったです。
でも、これはいいでしょう。
企画展覧会の模型ほど大規模ではありませんが、
結構リアルです。
「請勿拍照」の張り紙にもめげず、こっそり撮っちゃいました。

ところで、北京のことを「九門」と呼んだりしますが、どの9つの門だかご存知ですか?
私もこの模型で、今まで誤解してきたことに気づきました。
正解は、
正陽門、宣武門、阜成門、西直門、徳勝門、安定門、東直門、朝陽門、崇文門
さて、私が知りたかった、四合院の構造とそこに住む人の地位の関係ですが、
残念ながら、そんな展示はありませんでした。
でも、何故か中庭に置かれていた石刻は面白かったです。

どうも、あちこちの石刻を修復しているらしく、
通りがかりの職員に聞いたところ、皆本物だそうです。
これは、門の前にあって、馬に乗る時の踏み台とした
上下馬石。

これだけきれいな彫刻がなされているのは見たことがありません。
しかも、模様が馬だし。
これは門の柱を支え、装飾にも使われる門枕石。
通称"門dun(石敦)"
お金が彫られていたり、

下の方にひょうたんがあったり、

猿だか蛙だかが水辺で遊んでいたり、

北京っ子のこだわりが感じられます。
さて、先ほどの一畝三分地からは先農壇の南門が
フェンス越しに見えます。

何でサッカーゴールがあるのかというと、
ここは育才学校という、寄宿生の学校になっているようです。
さすがに、門の外では小学生が外で勉強してました。
孟母三遷の教えが生きてますね。

勉学にいそしむ子供達の前で、
タクシーは「運転停止」の札を掲げ、

窓から足を出してお昼寝してます。

少年達よ、こういう大人にはなるなよ!
- 2007/07/29(日) 19:55:33|
- 北京でお散歩
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