
7月は蓮の花の季節です。
北京に蓮の名所は沢山ありますが、
昔から有名だったのが円明園。
円明園では、昨年漏水防止プロジェクトを行い、
湖底を掘り返して、底にビニールを敷いたため蓮の花がなくなった、
と報道されていました。
でも、今年も蓮が満開になったと聞き、
見に行ってきました。
実は、円明園に行くのは初めてなんです。
蓮の花は午前中に開くらしいので、
朝のうち(といっても10時頃)に出発。
今回行ってみて、
私は大きな誤解をいくつもしていたことに気づきました。
誤解その1
円明園というのは一つの庭園かと思ったら、
円明園、長春園、綺春園(万春園)の3つの庭園からなってるんですね。
誤解その2
円明園というと、高校の歴史で習ったカスティリオーネとか、
必ず紹介される石柱の写真などのため、
敷地中が西洋庭園なんだと思ってました。
実際は、西洋建築があったのは、長春園のそのまたほんの一部なんですね。
誤解その3
広ーい敷地に、壊れた建物の残骸が無造作に転がってるのだと思ってましたが、
きちんと整理されているんですね。
そりゃそうか。

タクシーで東門につけ、すぐに西洋建築遺跡を見に行きました。
全体の入場料10元の他に、西洋遺跡地区に入るには15元かかります。
冒頭の写真は、大規模な噴水だった、大水法。
その向かいに、皇帝が噴水を見物する場所、観水法があります。

真ん中の高いところに、皇帝の玉座があったそうです。
そして、そこから眺めると、こんな具合です。

大水法の奥には"遠瀛観"がありました。
遠くに水を見る、という意味です。
柱がぽつぽつ立っているだけで、
柱には蜂が巣を作ってました。

どこにも落書をする人はいるんですね。

"愛国"?
愛国者だったら、国の大事な遺跡に落書するな!
その隣に、展覧館がありました。
ちょっと涼みに入ったつもりが、なかなか面白かったです。
当時の様子が、絵や写真で説明されていました。
例えばこの海晏堂、

当時はこんな壮麗な建物だったんですね。

展覧館には歴史の展示もあります。
円明園は、第二次アヘン戦争終了後の1860年、
英仏連合軍に破壊されました。
その後、1900年に義和団の乱が起き、
外国の駐在員が今の東交民巷の一角に包囲された、いわゆる北京の55日の際、
8ヶ国の連合軍が義和団群鎮圧と外国人の救出を行いました。
ところが、中国にしてみれば、外国軍による侵略です。
こちらはそれを説明するパネル。

各国公使館の写真が並んでいます。
下の列は、左から
"俄国(ロシア)駐北京公使館"、"英国駐北京公使館"、"意大利駐北京公使館"
ところが、真ん中の列の右端だけは"日本侵略軍駐北京兵営"
何じゃそりゃ?
日本政府は、絶対に抗議するべきだ!
面白いのはこちらのパネル。
国内に流失してしまった遺跡です。

右下には、大八車の行列でせっせと遺跡を盗み出している、
中国軍閥の写真があります。
この展覧館、ヒーターがかわいらしいですね。

さて、外に戻って、こちらも有名な写真ですね。

当時の迷路です。
結構難しいらしいので、暑さに負けてパス。
迷路の向かいにある諧奇趣には、まだ池が残っています。
獅子の像もあって、中国チックですね。

でも、折れた足がもの悲しい。
この獅子、後ろから見ると、

リボンを結んでました。
のんびり西洋遺跡を眺めてたので、
蓮の花を見ないうちに、午後になってしまいました。
何のために朝からやってきたのかわかりませんね。
蓮池に向かうべく、出口の方に歩いていると、
不届き者発見!

西洋遺跡への入場料15元(約230円)をごまかしている5人組。
「写真撮られちゃった、どうしよう」
なんて言ってもだめだよー。
ブログで公開しちゃうからね。
- 2007/07/14(土) 16:13:54|
- 北京でお散歩
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