
出張で杭州に行きました。
杭州の象徴とも言える西湖には、
昔から西湖十景というのがあります。
1元札の挿絵になっている"三潭印月"もその一つです。
"平湖秋月"は文字通り秋、断橋残雪"は冬、
"蘇堤春暁"や"柳浪聞鶯"は春、
そして、今の季節といえば"曲院風荷"でしょうね。
2007年8月10日。
ハスの花が満開でした。
北京も暑いと思ってましたが、
杭州に着いたら、何か生暖かいものが体にまとわり付くような感じ。
昼間は外を歩く気になれません。
それで、朝6時半に起き出して、
ホテル前のハスの花を見に行きました。

私は、中国でハスを見るまで、
ハスというのは丸い葉っぱが水面にへばりついてるものだと思ってました。
実はあれは「睡蓮」。
ハス(荷)は茎が伸びていて、
下手すると花を見上げるようになるんですね。

もう一つの誤解。
私は、
ここにある曲がりくねった橋が、"曲院風荷"の謂われかと思ってましたが、
全然違いました。
杭州(臨安)が首都であった南宋時代、
この地に宮廷酒造所がありました。
酒を醸造する香りが、風に乗ってハスの池に漂ってくるということで、
「麹院荷風」と呼ばれていたそうです。
ところが、清の康煕帝が南方視察した時、
「麹」と同じ発音の「曲」に改められたのでした。
確かに、蓮池の先には宮廷酒造所を模した、
展示場があります。

今は、酒の香りではなく、ゴミが池に漂っており、
おじさんが一所懸命掃除していました。
酒造展示場のあたりは公園になっており、
その名も「福井友好公園」
福井市長の名前が刻まれていました。
おじいさん、おばあさんが、ゆるゆると体操をするこの公園、
柵もユニークです。

ハスの花が散った後に残った部分で、
この中にあるハスの実は、よく中華料理に出てきます。
もう少し西湖の北岸を散歩していて気づきました。

実は、"曲院風荷"よりもっとハスの花がきれいな場所があります。
北岸に近い島、孤山と西湖北岸の間の池です。
孤山は、白堤によって岸とつながっています。
唐の詩人白居易(白楽天)が杭州刺史に任じられた時に、
造った堤だそうです。

ところで、私は、白居易の"長恨歌"という詩が好きで、
結婚祝いに一言書けと言われると、
バカの一つ覚えのように、その一節を書きます。
同じ言葉を2度送られる人は、あまりいないでしょうから。
関係ない話はやめましょう。
どうです?
先程の曲院荷風より花がきれいでしょう?

弧山からホテルに帰る橋のたもとに、
こんなお墓がありました。

"銭塘蘇小小之墓"と書かれています。
何でも南北朝時代の5世紀の妓女で、
詩や文章に長けていたそうです。
死後、弧山に埋葬されたそうですが・・・。
このお墓、ちょっと、ビミョーですね。
- 2007/08/23(木) 00:28:59|
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