
北京に、"新紅資倶楽部"というレストランがあります。
古い屋敷が立ち並ぶ、東四九条という胡同にあり、
改造前の四合院には、"東洋のマタハリ"と呼ばれた女スパイ
川島芳子も住んでいたそうです。
このレストランは、中華人民共和国建国当時の懐古調。
料理の名前から、使われている調度品まで、そのテーマで統一されています。
ウェイティング・バーに置かれている古い電話機の受話器をとると、
毛沢東の建国宣言の演説が流れてきます。
レストランのアメリカ系中国人のオーナーは、
近くの胡同、東四六条に、"新紅資客桟"という四合院のホテルを持っており、
更に、北京郊外にも別荘タイプのホテルを造りました。
国慶節休みは基本的に北京にいたのですが、
1泊2日で、郊外の懐柔区にあるこの別荘ホテルに行ってきました。
このホテルは、街中の新紅資客桟から無料のシャトルバスを出してます。
これが集合場所の新紅資客桟。

右端に見えるバンがシャトルバス。
といっても、郊外の別荘に食料を届ける車に乗せてもらうだけですが。
通常は1時間強で着くそうですが、
連休中で、天気も上々とあって、郊外に向かう道路が混み合っています。
約2時間後、新紅資別荘の門が見えてきました。

入ってすぐの建物でチェックインを済ませると、
服務員が部屋に案内してくれました。
客室はすべてヴィラタイプのお部屋。
広い敷地のはずれにまとまっています。
敷地内には古きよき中国を感じさせる、いろいろなものが置かれています。

これは、古井戸です。
この柱は、四合院の門の前などに置かれていたもので、
"拴馬石"と言います。

開いている穴に馬の手綱を結んで、
つなぎとめていくものです。
こちらがヴィラ。
手前のアーチ型の窓が見えるところが、中国風、
奥の独立した小さな建物がチベット風。

私が泊まったのは中国風です。
中国風は、この建物の真ん中を壁で仕切った2部屋のみ。

"陽"と名付けられた客室(ちなみにもう一部屋は"陰")に入ると、
なるほど、敦煌の石窟にある飛天が壁に飾ってあります。
正面の額の中にある虎の像が、この部屋の守護だそうです。
中国各地のさまざまなものが、
ちょっと無秩序に並べられてるような・・・。
ベッドは、オンドルスタイル。

でも、実際には使われていません。
中国風の部屋は広くていいのですが、
壁が薄いのが玉にキズ。
隣の部屋の物音がはっきり聞こえます。
受付棟の隣に、2階建ての食堂があります。
2階はオープンエリアになっており、昼間は気持ちよく食事ができます。

私が見た宿泊客はすべて外人。
初日の昼食時には、隣のテーブルに日本人の家族連れもいました。
さすがにここまで来ると空気もきれい。
夜空を見上げると、北京の街中ではお目にかかれない、
星が見えます。
夕食を食べに、星空の下を食堂まで歩いて行きました。
まず前菜の蒙古草は、
雑誌の記事にビールに合うと紹介されていました。

胡麻和えのような感じで、確かにビールに合います。
ちなみに、ビールは昔懐かしい五星ビール。
新紅資倶楽部でも飲めます。
こちらも前菜で頼んだ鹿の肉。

この別荘のあるところは、清朝の康熙帝が狩をした時に、
宿営地として使った場所だそうです。
そのため、メニューにもいわゆるジビエが豊富にあります。
こちらは、"山鶏"と栗の料理。
懐柔は栗の名産地でもあります。

他に"柴鶏"というのがあったので、どう違うか聞いたところ、
怪訝そうな顔をしたウェートレスが、
「"柴鶏"は野原を走り回っているニワトリで、"山鶏"は"山鶏”です。」
"山鶏"というのは、雉でした。
料理はなかなかおいしかったのですが、全部食べきれません。
鹿の肉は家に持ち帰って冷凍保存しようと、
包んでもらい、翌日のチェックアウトまで食堂の冷蔵庫に保管してもらいました。
さて、この別荘をもっと楽しむには、こちらの皆さんとも遊びましょう。
何故かものすごく沢山います。

オープンエアの食堂で昼食を摂っていると、
飛んできたカメムシが顔にぶつかり、
そのまま飲み物のグラスにポトリ。
まだほとんど口をつけていないのに・・・。
部屋のベッドで横になっていると、ブンブンと飛び回り、
もう少しで顔にとまりそうです。
見つけるたびに捕まえて外に出していたのですが、
朝起きたらまだ3匹カーテンにとまってました。
カメムシの呪いはなかなか解けません。
翌日北京に戻ってタクシーに乗ったら、
窓枠のところを1匹歩いています。
自分のマンションに帰ってくつろいでいたら、壁に2匹発見。
服や荷物にくっついて、北京にやってきたようです。
どれも捕まえ、デコピンを食らわせて窓から放り出しました。
今頃、北京の汚い空気に閉口しているんじゃないでしょうか?
- 2007/10/11(木) 21:12:29|
- 北京でお散歩
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ミントさん
あれ〜、ミントさんも随分旅行されてるじゃないですか。
私も、北京郊外への1泊旅行は初めてです。
空気と星はきれいでしたね。
ノンビリじゃないこともしましたので、次のブログをお楽しみに。
食事のお誘いありがとうございます。
是非ごいっしょさせてください。
- 2007/10/12(金) 22:31:15 |
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- 山大22号 #-
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こんな北京郊外で過ごす休日もいいですね。
静かでノンビリと良い時間を過ごせましたか?
私も郊外の宿泊施設に行きたいと思っているのですが
なかなか何処が良いのか分からず行動出来ずにいますよ〜。
寒くなる前に行ってみたいなぁぁ〜〜。
だいぶご無沙汰してしまっているので お時間がありましたら
ご飯でも食べに行きましょう〜
- 2007/10/12(金) 13:13:22 |
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- ミント #-
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