
北京郊外の新紅資別荘。
売りの一つは、裏手に万里の長城があること。
八達嶺、慕田峪、司馬台等は観光用に整備され、
入場料を払わなければ行けませんが、
まだまだあちこちに残る未整備の部分は、
"野長城"と呼ばれ、自由に登ることができます。
今回の駐在で2度目の長城は、
初めての野長城でした。
別荘のフロントに、手書きの散策図が置かれています。
ここは、すべての説明が英語だけなので閉口しますが、
苦労しながら読んでみると、
フロント脇の川に沈み込んでいる石の壁は、
秦の始皇帝が築いた当時の長城だそうです。

本当か?
なんて聞かないでください。
そう書いてあったのは本当です。
この別荘は谷間にあり、慕田峪の方から続いている長城が、
この谷間で途切れています。
こちらが、道の向こう側に見える長城。
8時間歩くと、慕田峪だそうです。

始皇帝の長城は別荘の裏の山につながっていきます。

フロントから部屋に向かう道に、こんな門があります。
これが、長城に続く小道の入口です。

裏の栗林を抜け、フェンスの向こうの大きな犬に吠えられ、
獣道のようなところを登って行くと、
長城の壁が見えてきました。
別荘から見えた、下のほうの烽火台です。
中に入ってみると、かなり崩れてますね。

西の方を見ると、道の向こうの長城が見えます。(冒頭写真)
そして、外に出てみると、
これから登る長城が目の前に迫ってます。

上に見える盛り上がったところが、もう一つの烽火台。
とりあえずあそこまで登ることにしましょう。
それにしても、ここの石段は相当傷んでます。
踏むとグラグラするレンガもたくさんありました。

勝手に登っておきながら言うのもなんですが、
もう少し整備した方がいいんじゃないでしょうか?
世界遺産なんだから。
崩れ落ちないか確かめながら、一段一段登ります。
登り始めてから1時間、
汗びっしょりになって、ようやく最初の烽火台に到着。
ここからは道が緩やかになり、東の方につながっています。

先の方に二つの烽火台が見えますが、
行かれるのはとがった峰の下まで。
そこまで行くと往復4時間かかるそうです。
当然、ここで止めにしました。
この長城は、北方の騎馬民族の侵入を防ぐ物。
この烽火台から長城が東の方に延びているのはわかります。
でも、何故か南にも延びており、
この烽火台は三叉路の交差点になっています。

例の、英語の手書き案内図によると、
工事業者が地図をよく見ず、間違えて造った、
なんていう伝説もあるそうです。
さてこれから下りですが、

いやー、怖かった。
壁につかまりながら横向きでなければ下りられません。
そのうち、壁が崩れないか、心配になってきました。
この殿様バッタは、
全然気にせず、壁にくっついてました。

- 2007/10/14(日) 22:31:02|
- 北京でお散歩
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