北京ひまつぶし

北京駐在中のおもしろい出来事を、皆様にお伝えします。


スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

平遥のはみ出しスポット

072金井

平遥の主な観光スポットを見学するには、
120元(約1,900円)という高額のチケットが必要です。
そのくせ、それらの観光スポットはたいしたことありません。

と、前回のブログで紹介しました。

平遥には、そんな制度に反旗を翻した(のかどうかわかりませんが)
単独で料金を徴収して見学させる場所があります。

(9月2日/3日)
平遥は、郊外にある双林寺、鎮国寺と共に世界遺産に選ばれました。
そのうちの双林寺は、平遥から車で10分ほどの場所にあります。
私は、当初行くつもりではなかったのですが、
王家大院に行く途中なので、運転手がついでに見ろと薦めてくれました。
これが、大当たり。
入場料は25元(約400円)と高めですが、十分価値があります。

これは山門に当たる天王殿。

043双林寺

入口の四金剛、内部の四天王の塑像が見事です。

また、ここに収められた観音像の彫刻にも息を呑みました。

046双林寺観音


30分くらいで出てくると運転手に言いましたが、思ったより規模が大きい。
いくつかの建物では、メインの仏像以外に、
床から天井までびっしり彫刻が施されています。
明代の彫像だそうだす。
撮影禁止なのが残念でした。本当は観音像もダメなのですが・・・。

城内に戻ります。
平遥の中心街、南大街に"市楼"があります。
ここは、登るのに5元が必要。

073市楼

その昔、人々が街の立地を選ぶ際には、井戸の場所を先に選んだそうです。
確かに、市楼のふもとには、"金井"という井戸の跡があります。
今は、偽者の骨董品などが並べられてますが・・・

とすると、この市楼が平遥の中心のはずですが、
地図で見ると東側に寄っています。
後で聞いたのですが、元の平遥の西の境は、今の城壁ではなく、
私が泊まった一得客桟のある沙巷街だったそうです。

平遥のいくつかの古民家も、政府の許可を得て有料で内部を公開しています。

東門近くの王尽廷旧居。
(本当は"尽"の上にくさかんむり)
ここにも"古民宅遊覧点"の小さな看板があります。

確かに、門の正面には立派な彫刻が施された照壁があります。

155王尽廷旧居

ガイドブックによると入場料は5元(約80円)。
いくつかの部屋は民宿としても使っているようです。
しかし、チケットを売っている人はどこにもいません。

黙って中に入ってみました。

156王尽廷旧居

うーん、四合院形式は残ってるけど、寂れてますね。
ガイドブックにあるような二階は見当たらないし。
奥にまだあるのかもしれませんが、
ここは5元を節約して、そのまま出てきました。

今度は、街の南西部。
雷履泰旧居の近くに、冀玉崗旧居というのを見つけました。
実に立派な門です。

179冀玉崗旧居

でも、門から中を覗くと、居丈高な女性が出てきて、
「入場料20元だよ。ぐずぐずするな、すぐにガイドの説明が始まるよ」
などと怒鳴るので、
入るのを止めました。

帰ってからガイドブックを見ると、冀玉崗日昇昌の番頭を勤めた人で、その後子孫はこの家を人手に渡し、現在は漆器の工房となっているらしい。
漆器のできはふつーだそうです。
でも、この建物は平遥最大の古民家で、
新しい装飾もされておらず、他の古民家より迫力がある、と書いてあります。

見ておけば良かった。

泊まっていた旅館の1本西の道、站馬道巷に、
もう一つ冀氏の住宅というのがありました。
ガイドブックには載ってません。

門の前で説明を読んでいると、おじさんが出てきました。
見学したいというと、10元を受け取って中に連れて行ってくれました。

おじさんは用事があったようで、部屋から息子を呼んできました。
冀氏の第23代を名乗る、ちょっと腹の出たお兄さんが
説明をしてくれました。

この2階建ての正房。
なんと元代の建物だそうです。

205冀氏老宅正房

平遥が、97年世界遺産に登録された際には、
ユネスコの世界遺産委員会の特派専門家で、
東京大学の教授である田中淡さんが調査に来たそうです。
彼は、平遥の復興に尽力したらしく、どこかで彼の揮毫を見ました。
その田中教授も、最初は元代の建物と信じなかったそうですが、
同位元素の調査で本物とわかったと言ってました。

23代目の熱弁は続きます。
部屋は外側から見ると、普通の四角いドアとなっていますが、
内部はドーム型の窑洞形式。
これは、元代独特の建築方式だとのこと。

209冀氏老宅一階

田中談教授は、ここの部屋の構造を見て、
壁の脇にある小さな部屋が、強度を高めるのに有効だと教えてくれたそうです。

このオンドル、今でも使っていると言っていました。

207冀氏老宅オンドル

寝巻きで説明してくれた23代目、
写真を撮るといったら着替えてきました。

201冀氏第23代

120元のチケットに含まれた博物館的見所は、
観光客とマイクで説明するガイドで大混雑。
それより、このような、素朴な"はみ出しスポット"に魅力を感じるのは
私だけでしょうか?

西大街の食堂で夕食を取っていたら、
西城楼に夕日が沈んで行きました。

221西城楼の日没

夜になると、この城楼もライトアップされます。

143西城門夜景

なかなか幻想的ですね。

141城壁夜景

スポンサーサイト
  1. 2007/10/29(月) 00:52:00|
  2. 旅行記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<時が止まった街 | ホーム | 観光地平遥>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://bjhimatsubushi.blog29.fc2.com/tb.php/183-ca98abb0
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

山大22号

Author:山大22号
横浜の会社から派遣されて
北京駐在中。
サッカーと食べ歩き(飲み歩き?)は
生涯現役が目標です。

カテゴリー

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。