北京ひまつぶし

北京駐在中のおもしろい出来事を、皆様にお伝えします。


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王家大院

王家大院獅子と猫

山西省の略称は"晋"。
清の時代に山西省の商人は全国を席巻し、
中国で最初の銀行制度を作ったことは、平遥の項でも紹介しました。
これらの商人は、晋商と呼ばれています。

山西省には晋商の豪邸がいくつも残っています。
張芸謀監督の映画の舞台となった「喬家大院」、
他にも曹家大院、常家荘園、などです。

私の持っている山西省のガイドブックには、
"もし山西省のxx大院の1ヶ所だけを訪れるなら、疑問の余地なく「王家大院」。
規模が最大で、彫刻の精緻さも一番。”と書かれています。

それなら行ってみましょう、王家大院。

(2007年9月1日)


平遥の一得客桟に車を手配してもらい、双林寺に寄ってから、
約1時間で霊石県にある王家大院に到着しました。

王家大院は「高家崖」と「紅門堡」の2つのブロックに分かれており、
それぞれ高い塀で囲まれています。
もう、豪邸というより一つの村です。

そもそも王氏の祖先は、元の時代1313年頃この地に移り住み、
小作として地主の土地を耕していたのですが、
自分の土地を持って地主となり、豆腐の商売なども始めました。
現在の王家大院では、"王家豆腐"などといって由緒正しい豆腐を売ってます。

明の時代には質屋から家畜の商売などにも手を広げ、
清の康熙年間には巨万の富を蓄えたそうです。
王家大院のうち「紅門堡」は清の乾隆年間1739年から1793年にかけて建設されました。
王汝聡、王汝成兄弟が嘉慶帝の時代に「高家崖」を建てた時は絶頂期でした。
しかし、その子供と孫達はアヘンを吸い、華美な生活に溺れ、
曾孫は街角の乞食にまで落ちぶれたそうです。

正式な門は南側にあるのですが、観光用の入口は東側。
入場料60元(故宮と一緒!)を払って中に入ると、
そこは高家崖。
清の嘉慶年間に建設された王汝聡、王汝成兄弟の家です

こちらは、お兄さん王汝聡の家の門。
邸宅には"敦厚宅"という名前が付いています。

敦厚宅門

門構えは小さいですが、施されている彫刻は素晴らしい。

中に入ってみると、典型的な四合院形式です。

敦厚宅

軒先の彫刻を見てください。
こちらは、よく寺院の軒先で見られる斗供ですが、
こんなに手の込んだものは、お目にかかったことがありません。

敦厚宅斗供

王家大院には、他にもおめでたい意味を表わす彫刻がたくさんあります。
こちらは、邸内の門に置かれた一対の門枕石です。

敦厚宅梅門枕石 敦厚宅松竹門枕石

右側は上が"松"、下が"竹"
左側は上に"梅"
松竹梅が刻まれています。

こちらは、階段の手すり。

敦厚宅登竜門階段手すり

鯉が「登竜門」を登っていくところです。

兄弟の家は、基本的な配置は同じですが、
東側の家に住んでいたお兄さんの王汝聡は五品の官位、
西側の弟王汝成は、四品と位が高かったらしい。
そのため、門の形式や彫刻の細かさも、弟の家の方が高級です。

弟の邸宅は"凝瑞居"
これがその門です。

凝瑞居門

幅が広く、両側には"鹿鶴同春"の彫刻が見えます。
院内には、ここで撮った朱基元首相の記念写真も飾ってありました。

こちらは、階段の手すり。

凝瑞居手すり

一番下は、猿("猴")が子猿を背負っている図柄で、
"輩輩(背背)封侯(猴)"、代々に渡って官職に就けるように、との意味です。
他の手すりにもおめでたい図柄が施されていました。

図柄には、掛け言葉を交えた難しい四文字熟語の名前が付いてます。

お願いしたガイドは覚えた教科書を早口で読むような説明で
閉口しました。
とてもじゃないけどガイドさんの説明を全部聞き取れませんでした。

橋で結ばれた西側は、紅門堡。
高い城壁に囲まれています。

紅門堡壁

何件もの四合院が、
北に向かって高くなる土地に、碁盤の目のように並んでいます。
縦横の通りで“王”の字ができるよう建設されているとのこと。

紅門堡屋根

正面が王の字の縦棒です。

こちらは、彫刻などが高家崖ほど精緻でなく、
当時のままの部分より、後からきれいに修復された部分が多いようです。

紅門堡院内

面積としてはこちらの方がずっと大きいですが、
見ごたえがあるのは、高家崖ですね。

3時頃中に入り、ガイドの説明終了後、自分で一回りして外に出ると、
6時を回っていました。

ところで、城壁の上から北側を見た時、
崖に横穴を掘って部屋とする、"窑洞"が見えました。

紅門堡裏yao洞

実際に人が住んでいるようですね。
3日後には磧口という土地に行き、窑洞に泊まる予定です。
楽しみにが増してきました。

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  1. 2007/11/17(土) 18:06:54|
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