北京ひまつぶし

北京駐在中のおもしろい出来事を、皆様にお伝えします。


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日中3000人青年大交流

人民大会堂


今日、05年11月3日の新聞各紙では、前日に平山郁夫・日中友好協会会長と会談した中国共産党序列4位の賈慶林 全国政治協商会議主席が、「日中関係は『政冷経熱』状態だが、『政冷経冷』になる可能性がある」と述べ、「中国人民の感情を大きく傷つけ、これまで築いた政治的基礎を崩した」と小泉首相の靖国神社参拝を強く批判したことが報じられています。

これを読んで、内政干渉するな、と反中国感情を高める日本人も多いでしょう。

でも、同日付時事速報(北京・華北版)のトップには、このニュースを差し置いて、同じ日中友好協会 平山会長の別の会談の模様が掲載されていました。

3000人を超える日中両国の青年が相手国を訪問する、大規模な交流事業の計画です。


今年7月6日の英字紙China Dailyに、同紙が行った中国の若者の日本に対する意識調査の結果が載っていました。
対象は中国全土の1,657人の若者、調査は4月から行われています。
反日抗議行動が激しかった頃です。

結果は以下の通り:
日本人の友達が欲しい:51%、欲しくない:21%
日本が好き/どちらかといえば好き:約10%(その内"好き"は2.8%)、嫌い/大嫌い:52%
日本人にまったく会ったことがない:80%
日本に関する情報は新聞、テレビ、インターネットで得る:60%


面白いと思いませんか?

ところで、China Dailyの見出しは、「51%の中国の若者、日本人の友達を欲する」というものでした。
China Dailyというのは、反日の記事をかなり掲載する新聞だけに、この友好的な見出しはちょっと驚きでした。

一方、この調査結果を伝える翌日の日本の新聞は
時事「『日本が好き』わずか3%=若い世代にメディアが影響」
毎日「中国:日本好き、わずか3% 英字紙の印象調査」
読売「有名な日本人は小泉、東条、山本五十六…中国の若者」
日経「『日本が好き』は10%・中国紙が世論調査」

中国の反日感情を伝えることがまずありき、といった報道姿勢に見えます。
「メディアが影響」というのは日本も中国も変わりません。

話がそれてしまいましたが、意識調査の結果を見て
ほとんどの人が、日本人には会ったことがないのに日本が嫌いだ、と感じている点に興味を覚えました。

やはり、直接相手に接して、自分の目で見て、言葉を交わして、そうしないと友好を育むことなんてできないと思います。

***********************

その意味で、今日の日本の新聞が伝えなかった日中青年交流事業の計画は、実に意義深いものだと思います。

記事の概要はこうです:

----------
日中友好協会の平山郁夫会長は、共青団の周強第1書記らと会談した際、2007年と翌08年、3000人を超える日中双方の青年が相手国を訪問する大規模な交流行事の開催を中国側に提案、中国側も積極的な意向を示した。
「1980年代に行った日中青年による3000人交流を超える規模にしたい。日中各5000人を目指す」との日中友好協会幹部が語った。
----------

記事でも言及されていますが、
1983年、来日した当時の胡耀邦総書記が日本の国会でこぶしを振りながら熱弁し、
NHKホールでの講演では、3000人の日本人青年を中国に招待すると突然発表したのを思い出しました。

胡耀邦


私の大学からも何人かが選ばれ、翌84年国慶節の建国35周年式典に併せて訪中しました。
私は84年9月から山東大学に留学していたので、参加した友人に会いに北京に出ようとしましたが、
他地域の留学生は国慶節期間中北京に行かないようにとの指導を受け断念しました。
この指導は、日本青年の受け入れに万全を帰すためのものです。

私の友人を含む3000人の派遣青年は約2週間の訪問を満喫して帰って行きました。
当然、中国に対してはいい印象を持ったはずです。
当時の外国人に対する歓迎振りは、今よりずっと熱烈でしたからね。

私の取引先の中国人は今でもこの事業を覚えていて、私が総務庁の青年派遣事業に参加したと言うと、胡耀邦に招待された3000人の1人だったと勘違いしてくれます。

84年の時は日本人が中国を訪問する一方的なものでした。
今回の提案は両国が派遣し合うというものだそうです。

これが大事ですね。

実は私は日中友好協会の派遣で中国に留学することができましたが、
その後は、なあーんにも恩返しをしていません。
このような事業のお手伝いができたらうれしいですね。
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  1. 2005/11/03(木) 20:42:15|
  2. 避けて通れない話題
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

青木様

大変ご無沙汰しております。
私はその頃、中国政府からお金をもらって留学していましたので、
青木さんを困らせた一因となっていたかもしれませんね。
是非、北京にもお越し下さい。
  1. 2007/10/12(金) 22:25:34 |
  2. URL |
  3. 山大22号 #-
  4. [ 編集]

1984年日本青年3000人招待のことを思い出して

 その当時中国との設備輸出契約交渉中でしたが、中国側から、中国は日本人3000人を無賞で招待したのだから、設備の値段を値引きしろとしつっこく迫られたのを思い出します。
 石橋さんから教えてもらい、あなたの中国紀行を興味深く読ませてもらっています。
 ますますのご活躍を祈ります。
   平成十九年十月十二日
                      青木誠
  1. 2007/10/12(金) 19:57:49 |
  2. URL |
  3. 青木誠 #-
  4. [ 編集]

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サッカーと食べ歩き(飲み歩き?)は
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