北京ひまつぶし

北京駐在中のおもしろい出来事を、皆様にお伝えします。


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窑洞に泊まる

066李建新民宿玉米と辣椒

以前"窑洞を目指して"の巻で、
"旅行の後「磧口に行った」と告げても、
この街を知っている中国人はほとんどいませんでした。"
と書きました。
実際知っていたのは一人だけ。
どんな人かというと、山西省発展改革委員会主任の令政策氏です。

とある会議で一緒になったこの方、非常に有名な政治家です。
立ち話で磧口に行った事を伝えると、彼は驚いた顔をしてこう言いました:
"私は「扶貧工作」も担当しているんですよ。"

胡錦涛政権下で調和社会の建設を目指す中国では、貧困層の底上げが急務です。
そして、磧口は貧困対策の対象になるような村なのです。

「扶貧工作」の一環で道路建設中の李家山。
この村に住む人は、その名の通りみんな李さんでした。

我々が泊まったのも、李建新さんが営む民宿。
念願の窑洞です。

(2007年9月5日~6日)
徒歩でしか上れないようなこの村ですが、昔の栄華が見て取れるのはこの門。
ここは、我々が泊まった民宿の門ですが、他にも立派な門は幾つもありました。

028李建新民宿門

門をくぐると、窑洞風の部屋が並んでいますね。
壁にはとうもろこしや唐辛子が干してあり、
中庭にある巨大なざるは、棗の実を干すものだそうです。

私が泊まったのは、正面向かって右端の部屋、
丁度人が歩いているところです。
ちなみに、歩いているのはここのご主人の息子さんです。

033李建新民宿院内

部屋の中には本物のオンドルがあります。
さすがに9月の初には使っていませんが、冬には実際に使われるそうです。

057李建新民宿客室

私はこの部屋に一人で寝ましたが、
女子学生5人は一つの部屋に寝たそうです。

楽しみにしていた、夕食の時間。
最近は宿泊客が求めるので、冷えたビールもおいてありました。

054李建新民宿夕食

肉は入っていませんでしたが、量は十分。
どれも食べやすい味付けでした。
私が中国に慣れてるからでなく、学生さんも残さず食べてしまいました。

料理を作ったのが、こちらの台所です。

070李建新民宿台所

食後、まだ明るいので近所のおじさんたちが集まってきました。
白酒を頼み、平遥から持ってきた名物平遥牛肉で小宴会。
ところが、皆さん牛肉は喜んで食べるものの、お酒はほとんど飲みません。
Nさんによると、お酒は高級品なので、滅多に飲まないそうです。

さて、この民宿、トイレは門の外にあります。
結構酒を飲んだので、夜中に眼が覚めてしまいました。
懐中電灯を着けて中庭に出ると、ビックリ。
月明かりの方が懐中電灯よりずっと明るいんです。

翌日、朝からラッパのような音が聞こえます。
今日は、上の家で葬儀が行われます。
Nさんが取材したことのある方が亡くなったそうで、我々も参列予定。
私は、中国が結構長いですが、葬儀に参列するのは初めてです。

058李家山葬儀

こちらでは、ある程度長生きして亡くなると、天寿を全うしたとして喜ばしいと考えます。
門の外に白い紙が沢山かけられているのは、その証だそうです。

下の街から料理人を呼び、門の中に臨時の調理場を作って皆さんをおもてなし。
ありあわせの壺に料理を入れ、スコップでかき回していました。
ご家族だけでなく、会葬者も我々に食事をして行けと口々に勧めます。
朝食後でしたが、少しご相伴に預かりました。

076李家山葬儀朝食

手前左側に写っているのが、故人の奥さん。
会葬者だけでなく、奥さんもまったく普通の格好でした。

081李家山葬儀朝食

故人には子供がおらず、一番近い肉親はお兄さんの息子たち。
陝西省の延安からやってきた4人兄弟が喪主を務めていました。

100李家山葬儀

白い服を着ているのが故人の甥子さんです。

式では、関係の深い人が祭壇の前にひざまづいて叩頭します。
甥子さん達はとなりにひざまづいて、叩頭を返します。

式の前後に行列を作って村の中を練り歩きます。
独特の音楽が山の中に鳴り響きました。

094李家山葬儀

故人が天寿を全うしたためか、直接の肉親がいないためか、
私が想像したよりしんみりとした感じはなく、
喪主の甥子さん達もカメラを取り出して我々外国人の写真を撮っているような雰囲気でした。
故人の冥福をお祈りします。

葬儀は午後も行われるのですが、私は一足早く山を下りました。
下りは最後まで徒歩。歩くと1時間ちょっとかかりました。

今晩の宿泊は、集合場所だった古鎮賓館。

117古鎮賓館

"賓館"と言ってもパイプベッドが並んでいるだけで、もちろん風呂などありません。
一人1泊素泊まりで10元でした。

ちなみに山上の民宿は朝夕2食付で25元。
最近は観光で村おこしをすることにしたらしく、値上げされたそうです。

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  1. 2007/12/30(日) 21:47:39|
  2. 旅行記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
<<黄河と共に栄えた村 | ホーム | 棗の実る村>>

コメント

Shinさん
ここは、今回駐在時の旅行の中では飛びぬけてローカルなところでした。
私はともかく、日本の女子学生たちが良く頑張ったと思いました。
  1. 2009/03/23(月) 08:27:38 |
  2. URL |
  3. 山大22号 #-
  4. [ 編集]

すごい場所ですね!

山大22号さんの中国の奥にぐっと入ってるところ、本当に勉強になります。

私はこういったローカルの深い中国に行ったことがないので、読んでいてとってもワクワクします。
  1. 2009/03/22(日) 22:58:43 |
  2. URL |
  3. Shin #-
  4. [ 編集]

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サッカーと食べ歩き(飲み歩き?)は
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