
日本人には「北京の浅草」と呼ばれる前門周辺の繁華街。
その一角に、解放前まで遊郭が集まっていた場所があります。
いわゆる八大胡同です。
(初回の話題がこれかよ)
いくつかの説がありますが、
百順胡同、臙脂胡同、韓家胡同(旧称 韓家潭)、陝西巷、石頭胡同、
棕樹斜街(旧称 王広福斜街)、朱家胡同、小力胡同(旧称 李紗帽胡同)
この8本の路地が八大胡同と呼ばれていました。
遊郭の営業は1949年の中華人民共和国成立と共に禁止されました。
でも、建物は残っているらしい。
上等の遊郭"清吟小班"の集まっていた百順胡同を歩いていて1軒みつけました。
壁に書かれていた店名ははがされていますが、
優雅な外観や、細かな浮き彫りなど、周囲の家とは明らかに異なっています。
(上の写真)
建物の前に座って日向ぼっこをしていたおじいさんに聞いてみました。
「この建物は、以前は何だったのですか?」
「こりゃ妓院じゃよ。有名な"小鳳仙"目当てに、袁世凱も泊まったことがあるのじゃ」
八大胡同周辺には、このような綺麗な建物が随分残っています。
ほとんどは名前が消されていますが、「慶元春」(韓家胡同・下の写真)、
「臨春楼」(朱家胡同)、「聚宝茶室」(朱茅胡同)など、いかにもそれらしい名前が読める建物もありました。
どこも、今では普通の人が普通の暮らしをしています。

陝西巷には「上林仙館」という遊郭を改造したホテルがあり、
観光客から2元を取って中の見学までさせていました。
部屋に風呂、トイレがついて、1泊180元だそうです。
一度泊まってみようかな。
別に、変なことを期待しているわけではありませんよ。
- 2005/10/13(木) 00:58:32|
- 北京でお散歩
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