北京ひまつぶし

北京駐在中のおもしろい出来事を、皆様にお伝えします。


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北京B級グルメ - 鹵煮火焼

煮込み鍋


北京の「小吃」を語ると必ず登場するのが「鹵煮火焼」。
日本で言えば、モツ煮込みです。

有名なお店は「小腸陳」です。
ある北京の雑誌で、この店が紹介されていました。
住所は、前門近くの廊坊二条、写真には「陳記鹵煮小腸」の看板が見えます。

廊坊二条にはよく行きますが、この店には容器持参で買いに来るお客さんがいつも行列を作っており、
店に入りきれない食事客が外のテーブルで食べています。

いつか入ってやろうと思ってました。


Kさんという日本人の友達がいます。
日本にいる頃、友人の中国人から、北京で一番おいしい食べ物は宣武門外のモツ煮込みだ、と言われ、3年間ずーっと食べたいと思っていたそうです。

一緒に行こうということになりネットで調べると、小腸陳にも、本店、分店、似た名前の違う店、といろいろあるようです。

以下のことがわかりました。
1.本店は、宣武門外南横街。店が小さく、いつも混んでいる。
2.雰囲気もよいお薦めの分店は、永定門外西革新里。鹵煮火鍋を新たに生み出した。
3.合計4軒の分店がある。
4.廊坊二条の「陳記鹵煮小腸」(下の写真)は「小腸陳」とは関係のない別の店。(雑誌はガセネタか!)
前門煮込み屋


こうなったらやはり本店に行ってみたくなりますね。
タクシーで和平門を南に下がり、瑠璃廠を越え、虎坊橋も越え虎坊路を突き当りまで進むと、右側が南横東街です。
500mほど入ったところに、ありました。

小腸陳


赤い看板に黄色い文字の「小腸陳」。
軒には「中華老字号」の看板も見えます。
ただ、電気もついてないし、入り口も閉まってます。やってるのだろうか?

あっ 煙突から煙が出てる。

ホッとしてドアに手をかけると、鍵がかかってるじゃないですか。
しかし、隣の窓からは大鍋でモツを煮込んでいるのが見えます。

「おばさーん、やってないの?」
「まだ煮えてないよ。4時半まで待ちな。」

今の時計は15:30。うーん微妙だなあ。
昼飯抜きでお腹が減っていたので、分店に行ってみる誘惑が起こりましたが、
やはり初志貫徹、あと1時間待つことにしました。

お茶でも飲めるところを探して、虎坊路に戻ると、「三元梅園」がありました。
ここは、乳製品で有名な店です。
清代には皇帝に献上されていた奶酪はおいしいと言われていながら、まだ食べたことがありません。
丁度いいので入ってみました。
奶酪は、牛乳に米酒を混ぜ焼いて作る物だそうですが、味はヨーグルトそっくり。
ついでに頼んだのが奶Boboと奶巻。白い固まりですがチーズみたいな味です。
サンザシ、ゴマなどの餡が入っています。

なかなかおいしかった。

さて、小腸陳に戻るとそろそろ4時半。ドアは開いています。
まだ席は充分空いていました。

入り口に近い席に座っていた人が声をかけてきます。
「まだできてないからしばらく座って待ってなさい。」
てっきり店の人だと思い、他に分店はいくつあるか聞いてみると、単なる客でした。
でも、店の人に代わって誇らしげに答えてくれます:他にも分店があるけどここが本店、発祥の地なんだ。

壁にかけられたメニューは至って簡単。
鹵煮火焼
菜底・・・5元
火焼・・・0.5元
二鍋頭
1瓶・・・10元
1両・・・1元

解説しましょう。
菜底というのは、モツ煮込みのこと、一碗5元です。
火焼とは、小麦粉で作った固いパンのような物で、中国で言う焼餅です。煮込みに入れて食べます。
二鍋頭は、北京の庶民が飲む蒸留酒で、度数は54度位。1瓶500g入りで、1両というのは50g。
つまり、瓶を開けて量り売りしてるのです。

おっ 例のおじさんが注文してます。
私も注文に行きました。菜底2碗、火焼2つ、二鍋頭3両。合計14元。
渡された紙片を持って、入り口の大鍋のところに行きます。

煮込みカット


コックさんが鍋から手でモツをつまみ出し、大きな包丁でザックザックと切っています。
同じように切った火焼と一緒にお碗に入れ、醤油のような調味料、煮込み汁をかけて一丁上がり。

例のオジサンのテーブルに、大きなタッパに入った香菜を発見。
煮込みのお碗にたっぷり乗せました。

煮込みと白酒


煮込みのとなりの白いお碗は、水でなくお酒です。
煮込みの中身は、厚揚げ、モツ(小腸)と肺。
こうやって書くとちっともうまそうではありませんが、食べると相当な美味。
見た目の割に、味は濃くありません。
オジサンを盗み見ると、テーブルの黒酢をかけているので真似しました。
うーん。一層味が深まる。
あっという間に1碗食べちゃいました。

今度は菜底だけ1碗ずつ注文し、大鍋の脇に置いてあるラー油をかけてみました。
これも、おいしい。日本で煮込みに唐辛子を振るようなものですね。
スープも全部飲んじゃいました。

他のお客さんを見てると、一人で二鍋頭を飲みながら背中を丸めて食べる人、若いカップル、子供連れの夫婦、などなど。
すぐに満席になりました。
例のオジサンのところにはいつのまにかイワクありげな若い女性が同席してます。
近所の人も、次々に自分のタッパを抱えて自転車でやってきます。
本当に、生活の一部になってる店のようです。

2人合計24元で腹いっぱい食べました。
Kさんも大満足、早速くだんの中国人の友人にメールしたそうです。
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  1. 2005/11/10(木) 00:27:08|
  2. 北京でグルメ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:5
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コメント

kyoinreiさん

コメントありがとうございます。

私も、北京生まれの運転手に聞いて、廊坊二条が本物だと思ってました。
いつも混んでいて、今度今度と思っているうちに、取り壊されてしまいましたね。
九門小吃には入っているようですが・・・。

もしお時間があったら、南横街の店も試してみてください。
  1. 2006/08/25(金) 01:24:34 |
  2. URL |
  3. 山大22号 #-
  4. [ 編集]

メール: kyoinrei@yahoo.co.jp
何か聞きたいことがあったら、遠慮しないでね~
  1. 2006/08/25(金) 01:15:34 |
  2. URL |
  3. kyoinrei #-
  4. [ 編集]

私は北京の人です。生まれてから、ずっと北京に住んでいます。悪いけど、「小腸陳」といったら、前門廊坊二条の「陳記鹵煮小腸」は本物だよ。
宣武門外南横街の店、ぜんぜん聞いたことはありませんけど。。。。
  1. 2006/08/25(金) 01:09:43 |
  2. URL |
  3. kyoinrei #-
  4. [ 編集]

土曜日です

きむさん、
ご心配なく。アップしたのは昨日(水)ですが、行ったのは先週末の土曜日です。
私は、へんてこな店が好きですが、接待用高級レストランはよく知りません。
  1. 2005/11/10(木) 12:18:59 |
  2. URL |
  3. 山大22号 #-
  4. [ 編集]

うまそうですけど。。。

そんな時間に何やってるんですか。。。
しかしほんまにいろんなところに行ってはりますね。自分の勉強不足さを通関させられます。。。
  1. 2005/11/10(木) 09:01:18 |
  2. URL |
  3. きむ #-
  4. [ 編集]

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横浜の会社から派遣されて
北京駐在中。
サッカーと食べ歩き(飲み歩き?)は
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