北京ひまつぶし

北京駐在中のおもしろい出来事を、皆様にお伝えします。


スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

会館めぐり

27中山会館門内


今年の5月、坂東玉三郎が北京にやって来て、
中国の役者と一緒に昆劇の「牡丹亭」を演じました。
私は見ることができませんでしたが、素晴らしい公演だったようです。

で、その舞台となったのが湖広会館。
元々は、清代に作られた湖南・湖北・広東出身者のための宿泊・会合施設です。

宣南地区には、各地の会館が集まっていました。
科挙の会試が行われる時には、大賑わいだったそうです。

これらの会館の跡がいくつか残っているので、ふらふらとたずねてみました。


最初に訪れたのは、菜市口大街に面した湖南瀏陽会館。
住所としては北半截胡同40号です。
この地出身の譚嗣同が滞在していたため、看板には"譚嗣同故居"と書かれています。

02北半截胡同40号譚嗣同故居門

譚嗣同は、浅田次郎の『蒼穹の昴』で
主人公の一人春児の妹・玲玲の恋人として描かれていますね。

康有為らと共に戊戌変法に参加、
西太后派の巻き返しで変法派の取締りがなされた時、
国外逃亡せずに捕まって、処刑されました。

処刑されたのは、この故居に近い菜市口の刑場です。

1本西側に入った南半截胡同の7号には紹興会館、
宣武区文物保護単位の看板がありました。

11南半截胡同7号紹興会館門

紹興出身の魯迅が『狂人日記』や『孔乙己』などを書いたのもここだそうです。
他の会館跡も同様ですが、今はすっかり大雑院になっており、
魯迅の部屋がどこだか、まったくわかりません。

09南半截胡同7号紹興会館門内

その西側にある爛漫胡同にはいくつかの会館が並んでいます。
まず97号の済南会館。
わが留学先ですが、保護単位に指定されていないようで看板もありませんでした。

続いて、101号の湖南会館。
14爛漫胡同101号湖南会館

さすがに、毛沢東が滞在した会館は、紹興会館より上の、北京市文物保護単位になってますね。
幼稚園として使われており、立ち入り不能。

爛漫胡同の南端133号は常熟会館だったはずですが、何の雰囲気もありません。

菜市口大街を渡って、康有為故居のある米市胡同に行ったところ、
建設工事で南側からの進入は不可。
工事現場の兄ちゃんから、「会館ならそこに中山会館があるぞ。」と言われたので、
南側の珠朝街に行きました。

中山会館の門はきれいに改修されています。

35中山会館門

中に入ってびっくりしたのは、目の前に立ちはだかる極彩色の講堂。

29中山会館講堂

その他の建物は取り壊しされています。
でも、一部の家族はまだ住んでいるようです。

26中山会館門内

塗装が終わっていない部分は、いい味出してます。

28中山会館講堂装飾

ドアの隙間から中を覗くと、非常に精巧な彫刻と、
きれいな天井画が見えます。
これらも、キンキラリンに塗り替えられてしまうのでしょうか?

30中山会館講堂内

さて、工事現場を迂回し、迎新胡同を通って米市胡同の北側に出ました。
途中迎新胡同69号の雲南会館を探しましたが、発見できませんでした。

米市胡同62号は徐州会館、64号は県会館。
後者は陳独秀、李大らが『毎週評論』という政治雑誌を編集していたところです。
ところが、60号の隣家は番地が記されておらず、何号か確認できません。

54米市胡同62号 徐州会館門

中に入り込んで住んでる人に聞いたのですが、何と自分の住所を知らない!
門から自転車で外に出ようとしているお兄さんに声をかけたら、
「あんたも64号を探してるんだろ、俺も見つからないんだ。」

米市胡同には他にもカメラを持った若者が何人か歩いており、
同じ雑誌を見て、会館めぐりに来たんだろうな、と想像してました。

でも、門の中までズンズン入って行く人はあまりいないようですね。

そしてここがお目当ての南海会館。
康有為故居です。

57米市胡同43号 南海会館入口

ここの門は道路からかなり低いところにあります。
中に入っても、更に低い方に通路が続いています。
雨が降ったら大変だろうに。

写真を撮っていたら興味を示した子供。

60米市胡同43号 南海会館子供

近くにいた大人の人によると、四川から来ているらしい。
ひょっとしたら、地震に遭って逃げてきたのかな?

撮った写真を見せてあげたら、カメラそのものにも興味を示しました。
こちらが、ちびっ子カメラマンの作品。

62米市胡同43号 南海会館子供撮影

目線が低く、私より撮影上手かも。



スポンサーサイト
  1. 2008/06/22(日) 14:16:14|
  2. 北京でお散歩
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
<<のぎさんはえらいひと | ホーム | 宣南の風景>>

コメント

はちの父さん
情報源はいろいろありますが、
今回の米市胡同は、はちの父さんのブログ以外に、
"Timeout"という中国語の雑誌と、『北京胡同自助遊』という本でした。
日本語、中国語のHPにもいろいろな情報がありますよ。
  1. 2008/06/25(水) 20:07:40 |
  2. URL |
  3. 山大22号 #-
  4. [ 編集]

v-106v-107
ご無沙汰してます、はちの父です。
米市胡同にもたくさん会館があったのですね、
知りませんでした。
ところでこういう情報はどこで仕入れているの
ですか?よろしかったら教えてください。
  1. 2008/06/24(火) 20:18:11 |
  2. URL |
  3. はちの父 #-
  4. [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://bjhimatsubushi.blog29.fc2.com/tb.php/213-bec823c9
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

山大22号

Author:山大22号
横浜の会社から派遣されて
北京駐在中。
サッカーと食べ歩き(飲み歩き?)は
生涯現役が目標です。

カテゴリー

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。