北京ひまつぶし

北京駐在中のおもしろい出来事を、皆様にお伝えします。


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ファドの故郷アルファマ

149Lisboaアルファマのファドハウス

今回のポルトガル旅行のテーマの一つが、"ファド"です。

ファドというのは、ポルトガルの民族歌謡で、成り立ちにはいろいろな説があります。
例えば、11世紀にイベリア半島にいたイスラム人が起源だとか、
ブラジルに連れられたアフリカ奴隷の音楽がポルトガルに渡ったとか。

いずれにしても、植民地時代が終わり、衰退したポルトガルにおいて、
貧しい人々が集まる下町の石畳に響くように、
裏町の安酒場や売春宿から歌い出されたものだそうです。

ファドについて深く勉強するべく、「ファドとポルトガルギター博物館」に向かいました。

ところが、改装中でお休みとのこと・・・

辛うじて開いていたショップでCDを何枚か購入、
そこから、山側に広がるアルファマ地区の散策に出かけました。

ここは、ファドが生まれたとも言われる、リスボンの下町です。




この街は、前日に歩いたバイシャ、バイロ・アルトとはかなり違った雰囲気です。
道が細くて入り組んでおり、
お店も、間口の小さな普通の八百屋や床屋が並んでます。
ビルの窓には洗濯物が翻り、
時には道行くおばさんが、窓から顔を出したおばさんとおしゃべりに花を咲かせる。

146Lisboaアルファマ階段

まるで北京の胡同のような雰囲気です。

窓から顔を出すのはおばさんだけではなく、

147Lisboaアルファマ猫

猫もいますね。

アルファマという地区は、港の人足、売春婦、なども住み着いた場所らしく、
ファドは、こんな場所で歌われていたようです。

ちょっと歩いただけでも、小さなファドハウスがいくつもありました。
冒頭の写真もそうだし、こちらのカフェも夜はファドのパフォーマンスが予定されてました。

アルファマのファドハウス

こういったところで聞くと、人々の生活に根ざしたファドが聞けるのでしょうが、
ファドの演奏が始まるのは夜8時か9時。
このあたりは夜になると物騒らしいので、街中の大きなところに行くことにしました。

昼間のうちにファドの雰囲気を盛り上げるため、向かったところがこちら。

アマリア・ロドリゲス博物館

ポルトガルを代表するファド歌手、アマリア・ロドリゲスの故居です。
バイロ・アルトにあるこの建物は、今は博物館になっています。

入口を入るとおばさんが店番をしています。

231Lisboa Amalia Rodrigues博物館館長

このおばさん、入場料を取ったら、我々を連れて外にでるなり、
入口のドアを閉めて鍵を掛けてしまいました。

この博物館、見学はガイドツアーに限られ、同時に受け入れるのは1組のみなんですね。
タイミングが合ってよかった。

アマリア・ロドリゲスは日本でも演奏を行い、
天草市から贈られた日本語の感謝状も展示されていました。

おばさんに写真を撮ってよいか尋ねると、
「本当はダメなんだけど、わざわざ日本から来てくれたから、2~3枚だけOKよ」

彼女が生前使っていた居間と、テーブルセッティングがなされたままのダイニングも撮ったのですが、
緊張のあまり手ブレを起こしてしまい、一番良く取れたのが階段の写真でした。

229Lisboa Amalia Rodrigues博物館階段

さて、このおばさん。
ただのおばさんではありませんでした。
生前のアマリア・ロドリゲスに仕え、今でもこの家に住んでいる方なのでした。

いよいよリスボン最後の夜、メインイベントはファドです。
地球の歩き方で紹介されており、ホテルでも薦められた"Luso"に向かいました。

Luso外観

なかなか豪華な内装です。
残念ながら、その日に予約した我々は一番後ろの席でした。

Luso内部

食事をしながら待っていると、いよいよショータイム。

243Lisboa Luso民族舞踊

と思ったら、始まったのは子供だましのようなフォークダンスです。
しかも、この人たちの歌は聞いたこともないような音痴。

続いてやっとファドの始まり。
立派な体格の歌手が登場し、期待していたら、声が小さくてよく聞こえません。
隣のドイツ人カップルも、「声量が貧弱だね」なんて手振りをしてました。

237Lisboa Lusoファド

約1時間半のショーで、まともなファド歌手は1人だけ。
リスボン最後の夜はむなしく更けていきました。


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  1. 2008/07/31(木) 07:40:00|
  2. 旅行記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
<<壁面を飾るアズレージョ | ホーム | リスボンの教会>>

コメント

かのぼっくるさん
ご訪問いただいた上、お褒めの言葉をいただき光栄です。
次回はアルファマのファドハウスで聞いてみたいですね。
私のような、なんちゃってファドファンには、時差に負けて眠くならない対策も必要かも。
  1. 2009/06/29(月) 18:05:31 |
  2. URL |
  3. 山大22号 #-
  4. [ 編集]

今、たまたま通りすがった者です。
リスボンの素敵な写真がたくさん!! 私もずいぶん前ですが、2度ほどリスボンを訪れ、その魅力に本当にハマってしまいました。
ところでファドの件ですが、「本当に素晴らしい歌い手は、お客が減った深夜から登場する」とよく言われるように、夜12時~1時くらいからのファドハウスの雰囲気は、グッと格別なものがあります。バイロアルトなどに宿をとられると、遅くなっても歩いて帰れますし、どうぞこれに懲りずに、またファドをお楽しみになってはと、ファドを愛する者としてお伝えしたく思いました。
余計なコメントでしたら申し訳ありません。ほんとに充実したサイトでらっしゃいますね。ゆっくり覗かせていただきます。失礼いたしましたm(_)m
  1. 2009/06/29(月) 13:08:04 |
  2. URL |
  3. かのぼっくる #v8QjPvAY
  4. [ 編集]

yokoさん

おばさん、自分の写真は撮影大歓迎でした。
  1. 2008/07/31(木) 19:48:45 |
  2. URL |
  3. 山大22号 #-
  4. [ 編集]

あ、あの~~~

なんで「写真をとってはいけないおばちゃん」の顔がのってて、お連れ様の顔をけしてるんですか!!

いずれ、心をうつファドにであえることをわたしもお祈りしております。。
  1. 2008/07/31(木) 10:13:02 |
  2. URL |
  3. yoko #-
  4. [ 編集]

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Author:山大22号
横浜の会社から派遣されて
北京駐在中。
サッカーと食べ歩き(飲み歩き?)は
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