北京ひまつぶし

北京駐在中のおもしろい出来事を、皆様にお伝えします。


スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

東富西貴

102東四4条85号門

北京には「東富西貴」という言い方があります。
その昔、北京城内の東側には金持ちが住み、西側には位の高い人が住んだ、
そんな意味でしょう。

清朝初期には、北京城内を8つに区切り、
いわゆる八旗が、それぞれ管轄する区域を持っていたそうです。
だから、東が金持ちだとか、西はくらいが高いということはなかったはず。

このような区別ができてきたのは、清朝も末期のことではないかと想像します。

で、東四の周辺は正に「東富」といわれる金持ち地域。
確かにそんな雰囲気がありますね。


東四のあたりでよく見かけるのは、
このように精緻な彫刻を施した門です。

057東四3条77号彫刻

これは、東四3条77号の門。

一本北の胡同を入ってみると、東四4条の5号にはこんな門があります。

077東四4条5号門彫刻

ここは元々1号から5号までが1軒の屋敷で、
道光帝の本家の綿宜の邸宅といわれています。

同じ通りの61号には別の模様が。

087東四4条61号門彫刻

さぞや位の高い方が住んでいたかというと、さにあらず。

北京の四合院の門には、
王府大門、広亮大門、金柱大門、蛮子門、如意門といった種類があり、
この順番で格式が高いと、ものの本に書かれています。


このようなきれいな彫刻があるのは、みな如意門です。
如意門というのは、本来貴族の家に用いられた門ではないようです。

清朝末期には、位の高い貴族だった家が没落してしまい、
金に困って金持ちに家を売った人が多かったようです。

買った人は、高官にしか許されていない広亮大門などを構えることはできず、
如意門に作り変えたものの、
財力に物を言わせて、きらびやかな彫刻を彫った、

こんなことではないかと想像しています。

もう少し金持ちの装飾を見てみましょう。
こちらは東四4条79号。

090東四4条79号門彫刻

これは同じ通りの85号。
冒頭の写真の門です。

104東四4条85号門彫刻

少し北に上がって、東四6条61号
これらの彫刻は、縁起のいい題材が用いられているはずです。
私は良くわからないので、ご存知の方がいたら教えてください。

116東四6条61号門彫刻

東四9条57号

176東四9条57号門彫刻

ところで、清朝の頃の交通手段といえば馬です。
それなりの家では馬に乗り降りするための上下馬石を門前に置いていました。

085東四4条35号門と上馬石

そこで爪を切ってるお兄ちゃんは、
自分が座っている石が何なのかご存知でしょうか?
そもそも、前後が逆になって置かれてますね。
これでは馬に乗れません。

東四8条61号の上下馬石は、上部が割れていますが、
捨てずにあるべき場所に置かれていますね。

162東四8条61号門

東四4条85号のこのお屋敷、壁に穴が空いています。

105東四4条85号栓馬環

穴をのぞいてみると、中には金属の輪っかがはめ込まれています。

106東四4条85号栓馬環

これは、馬をつないでおくところで、拴馬粧と言う物です。

昔の貴族の生活がしのばれますね

と言いたいところですが、今では普通の人々がガヤガヤと暮らしているので、
かなり想像力をたくましくしないと、そういう気分にはなれないかも。

スポンサーサイト
  1. 2008/12/06(土) 08:13:52|
  2. 北京でお散歩
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
<<城壁都市エストレモス | ホーム | 東 よんじゅう条?>>

コメント

yukoさん
ガイドさんの説明には、いろいろなバージョンがあるようですね。
http://bjhimatsubushi.blog29.fc2.com/blog-entry-54.html
如意門の門簪はみな2本だと思います。
門簪の本数や門枕石と身分の関係は私も気になっているのですが、
本当の史料は見たことがありません。
  1. 2008/12/13(土) 11:39:26 |
  2. URL |
  3. 山大22号 #-
  4. [ 編集]

吉祥や平安の文字が書かれている門のハリ(?)の数でも身分が分かるそうです。
皇族や貴族は4本だそうです。
2本は平民のお金持ちだったそうですが、、、
また同じ本数の家同士じゃないと婚姻してはいけなかったとガイドさんが言ってました。
また女の子は嫁入りの時に初めて垂花門の下を通ったのだそうです。
ちょといい加減なガイドだと感じましたが事実はどうだったんでしょうね。
  1. 2008/12/12(金) 23:27:45 |
  2. URL |
  3. yuko #-
  4. [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://bjhimatsubushi.blog29.fc2.com/tb.php/238-441e6718
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

山大22号

Author:山大22号
横浜の会社から派遣されて
北京駐在中。
サッカーと食べ歩き(飲み歩き?)は
生涯現役が目標です。

カテゴリー

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。