北京ひまつぶし

北京駐在中のおもしろい出来事を、皆様にお伝えします。


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泉州の旧市街

023泉州天後宮屋根飾り

去年から、5月1日のメーデーの連休が3日間だけになりました。
でも、日本は6日まで休みなので、私も追加で2日間休暇をいただき、
国内旅行に行くことにしました。

目的地は、以前から行ってみたかった福建土楼。
去年有名な土楼群が世界遺産に認定されました。
連休中は観光客が押し寄せるでしょうから、
あまり知られていない土楼を選んで回ることにしました。

その前に、折角福建に行くので近くの古都にも足を伸ばして見ましょう。

北京から最初に飛んだのは泉州です。

(2009年5月1日)

泉州空港に着いてタクシーを探すと、ターミナルビルの前に乗り場がありません。
少し離れた駐車場に並んでいるタクシーに声をかけたのですが、
メーターを倒すのを嫌がり、言い値は80元。
市内では客を拾えないので帰りの分も含んでいるなどと言います。
そういう値段がまともなはずがない!
追いかけてきて50元まで値を下げる詐欺師運転手達を振り払い、
目の前に止まってるバスに乗り込みました。

運転手に、予約しておいた「航空酒店」はどこかと聞くと、
バス停一つ、1元だそうです。
ほら見ろ。

運転手さんは、一つ目のバス停を過ぎたところ、ホテルの目の前でわざわざ停めてくれました。
親切に感謝したのですが、実はこれは大間違い。
運転手さんに指差された建物はホテルでも何でもありませんでした。
そこの守衛さんに聞くと、現在地は晋江市、航空酒店は泉州市なので、
タクシーで30分位かかるそうです。
空港の運転手もあながち詐欺師ではないかも。

何とか泉州市から来たタクシーを捕まえ、
ホテルに到着しました。

荷物を部屋に置いたら、早速おでかけです。
私が前回泉州に来たのは1985年、
当然ながら、24年前の記憶はほとんどありません。
石畳がきれいだった印象があるのですが・・・

ホテルの周りには新しいショッピングセンターが並び、
休日の人出を見込んで、路上で携帯や電化製品のセールをしてます。
あんなでかい音でがなり立てなくてもいいのに。

そういう場所は早足で通り過ぎ、古い町並みが残る中山南路に行ってみました。

泉州は、確か宋の時代に開かれた港町。
こういう、二階部分が歩道に張り出した建物を騎楼と言います。

001泉州中山南路

広東なんかでもよく見られる、伝統的な造りですね。

元の時代には、海のシルクロードを伝って、
イスラム世界との交流も盛んだったはず。
そういえば、この辺の窓はイスラム風と言えなくもないですね。

004泉州中山南路

この写真を撮っていたら、
「何を撮ってるんだ?」と目の前の店のオジサンが声をかけてきました。
古い建物に興味がある、と言うと、
この通りは宋の時代のメーンストリートで、
通りの先端には港の桟橋があったのだ、などと教えてくれました。

これは行ってみなければなりませんね。
海の神様、媽祖を祀った天后宮を過ぎると、こんな建物がありました。

006泉州中山南路

なにやら洋館っぽい。
近くにはきれいは紫の花が咲いてます。

010泉州中山南路紫の花

桐の花でしょうか?

さてこの道を更に先の方に歩いていくと、
いかにも、という雰囲気の石壁が現れました。
そういえば、このあたりは花崗岩の産地で、
日本にもたくさん輸出していると聞いたことがあります。

012泉州防洪堤

で、この壁の表側に回ってみると、ちょっとがっかり。
城壁だと思っていたこの壁、洪水を防ぐ堤防でした。

堤防の水門の向かいに、
河に突き出た橋の残骸が残っています。
看板を見ると、順済橋。

015泉州順済橋

最初の橋は宋の時代、1210年に造られたそうです。
今残るコンクリートの橋は、1930年の建造とのこと、
それでも十分古いですね。

元の時代に泉州に立ち寄ったマルコポーロも
この橋を渡ったかもしれないと、しばし感慨に耽りました。

天后宮を見学した後、
人力車に乗って中山南路を北上、開元寺近くの西街に行きました。
自転車の横にサイドカー風の座席が前後に2席あり、
15分ほど乗って、一人5元(二人なら10元)でした。

お目当ては、開元寺の手前にある館駅跡。

032泉州旧館駅

「館駅」というのは、きちんと調べたわけではありませんが、
唐宋時代に各地に設けられた公務用の宿場のようなところで、
文書の伝達にも使われたようです。

館駅の痕跡は残っていないのですが、
この通りは古い町並みが残っています。

例えばこちらの門。

035泉州旧館駅

北京の四合院の門みたいですね。

こちらの門をのぞいてみると、
中にももう一つ門があります。

040泉州旧館駅邸内

もちろん中に入って見物させてもらいました。
でも、さすがに中は四合院ではありませんでした。

通りに置かれていた置物。

041泉州旧館駅

磨り減った獅子のようですね。

元の西街に出ると、西日を背にした開元寺五重塔のシルエットが見えました。
24年前にこの塔の前で写真を撮ってもらった記憶が甦ってきました。

北京から到着した当日に、ちょっと歩き過ぎました。
食事はホテル近くの"美食街"にある、適当な海鮮料理屋。
そこで注文した前菜が、泉州名物の"土筍凍"
一皿15元(約220円)です。

048泉州土筍凍

にこごりの中に入っているのは、もちろん筍ではありません。
海に住む軟体動物だそうです。

中国のガイドブックによると、味は絶品とのことでしたが・・・

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  1. 2009/05/23(土) 11:38:50|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

Shinさん
中国の、内と外を厳密に区別する文化が、家の壁も高くしている、と何かで読んだことがあります。
  1. 2009/06/04(木) 12:49:33 |
  2. URL |
  3. 山大22号 #-
  4. [ 編集]

騎楼というつくりなのですね、あれは。素敵なつくりだと思っていました。

桐の花の下の写真をみて思い出したのですが、中国の歴史的な建物は壁が高いですよね。あれはやはり防衛を常に念頭において建築を行うからなのかと、先日北海の辺りをウロウロしながら考えていました。
  1. 2009/06/01(月) 12:21:01 |
  2. URL |
  3. Shin #-
  4. [ 編集]

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Author:山大22号
横浜の会社から派遣されて
北京駐在中。
サッカーと食べ歩き(飲み歩き?)は
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