北京ひまつぶし

北京駐在中のおもしろい出来事を、皆様にお伝えします。


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こんな近所に監獄が!

08炮局頭条監獄跡

オリンピックの頃からか、タクシーの後部座席に雑誌が置かれるようになりました。
『百姓TAXI』という月刊誌です。

日本から来た出張者が、この題名を見て驚いていましたが、
もちろん「お百姓さん」のタクシーではありません。
"百姓"は中国語で"一般大衆"という意味です。

この『百姓TAXI』、最近内容が充実してきました。
北京の隠れた見所や、
穴場のレストランの紹介も載っていて、
最新号を読むのが結構楽しみです。

6月か7月のこの雑誌で紹介されていたのが、"炮局胡同"にある監獄跡。
どこにあるのかと思ったら、雍和宮の東側で、
我が家のすぐそばです。

それだけでなく、『百姓TAXI』のすぐ後に出た中国語のタウン誌でも
同じ場所が特集されてます。

噂の炮局胡同に、お散歩に出かけてみました。


雍和宮の入口をちょっと南に下がったところに
戯楼胡同という小さな胡同があります。
丁度、雍和宮の敷地の南端です。

この胡同を奥に進むと、
歴史は古いけど対外開放されていない柏林寺の入口があり、
胡同の名前が柏林胡同に変わります。

折れ曲がった胡同を更に進むと、ある角から先が炮局胡同となります。
監獄跡なんかどこにあるのかとキョロキョロしていると、

ありました!
左に入っていく炮局頭条に、それらしき塀を発見。

15炮局頭条監獄跡

『百姓TAXI』によると、
ここは清朝滅亡後の北洋政府時代に、"北洋陸軍監獄"として建てられ、
日本の占領時には"日本陸軍監獄"として使われました。

清朝の王女として生まれながら、日本のスパイとして処刑された(はずの)
"東洋のマタハリ"、"男装の麗人" 川島芳子や、
魯迅(本名:周樹人)の弟、周作人もここに収監されたそうです。

中華人民共和国設立後は北京市公安局の拘留所、
北京市公安交通治安分局として使われました。

おやおや、なにやら隣で工事をしているようですね。

12炮局頭条監獄跡

"公交保安分公司"の看板。
以前からの流れを汲んだ組織が使っているんですね。

でも、この会社は敷地の一部だけらしく、
先の方には監獄の塀が残っています。

10炮局頭条監獄跡

今は普通の針金ですが、一部には有刺鉄線の跡もあります。

敷地の角では、塀が見張り台のような筒状になっています。

03炮局頭条監獄跡子供

監獄の北東角の見張り台の前にやってきた時のこと。
小さな子供を散歩に連れ出したお母さん、
子供が歩きながら道におしっこを撒き散らしたので怒っています。
「そんなことしてると、監獄に入れられちゃうわよ!」

と、言ったかどうか。

そのまま塀沿いに北西角まで進んだら、
壁にユニークな絵が描かれた建物がありました。

30炮局工場(YH)

タウン誌でも紹介されていたユースホステルです。

門に"参観謝絶"と書いてあるのですが、
このYHと何の関係もなさそうなおっちゃんが、
「入っても平気だ、ボタンを押して入ってみろ」等と無責任なことを言います。

それを信じて中に入り、
「来週友達が来るので」と嘘をついて、中を見せてもらいました。

このYHの名前は"炮局工場"
名前の通り、工場を改造したそうです。

25炮局工場(YH)

正面に見える"機加工"と書かれた工場の中に案内され、
更に階段を上がって2階に行くと、

20炮局工場(YH)

両側に並んでいるのが客室とは、とても見えませんね。
でも、ドアを開けるとちゃんと客室です。

16炮局工場(YH)

A/Cのある部屋はテレビなし、テレビがあるとA/Cなし。
部屋についているシャワーとトイレは、一応清潔そうです。

今はちょっと泊まる気にはなれませんが、
学生時代に中国を旅した時の標準では、最高クラスですね。

フロントの電話の応対を聞いていると、満室だそうです。

29炮局工場(YH)

こちらの皆さんは、
隣が監獄だったことをご存知なのでしょうか?


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  1. 2009/09/27(日) 12:33:43|
  2. 北京でお散歩
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
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コメント

はちの父さん
もう帰国されていたんですか。
ブログが続いているので、てっきりまだ北京にいらっしゃるかと思っていました。
再度北京ご来訪の際は、是非お会いしたいですね。
  1. 2009/10/02(金) 10:59:28 |
  2. URL |
  3. 山大22号 #-
  4. [ 編集]

山大22号さん
ご無沙汰していますが、私、3月末に帰国し現在名古屋住まいです。でも時々のぞいて、楽しませていただいていますよ。
私、この監獄跡は全く知りませんでした。
柏林寺は07年6月に一日だけ開放した時に、運良く見学ができ、その時炮局胡同も歩き回ったし、その後も何度か歩きましたが、ここは気がつきませんでしたね。
北京の知られざる場所をまた探して教えてください。
私の北京でやっていたブログもまだ続けていますが、ネタ切れでそろそろお仕舞いにしようと思っています。
  1. 2009/10/01(木) 21:27:29 |
  2. URL |
  3. はちも父 #-
  4. [ 編集]

ミントさん
探してなければ気づかなかったでしょうね。
柏林寺の北側も面白いですよ。
  1. 2009/09/29(火) 12:30:29 |
  2. URL |
  3. 山大22号 #-
  4. [ 編集]

へえ~~

以前擁和宮の南側がどうなっているのか興味があって
歩いたことがあるのですがあの塀が監獄だったと知りませんでした・・・。
あの辺だけ何となく空気感が違うような気がしたのはそのせいだったのかしらね。
そうだと分かったら もう一度歩いてみたくなりました・・・。
  1. 2009/09/29(火) 10:21:50 |
  2. URL |
  3. ミント #-
  4. [ 編集]

tetsuさん
出張でこのYHに泊まるとはなかなかですね。
Red Lantern Hostelのある新街口も面白い地区です。
  1. 2009/09/28(月) 16:43:07 |
  2. URL |
  3. 山大22号 #-
  4. [ 編集]

つい先月宿泊しました

出張のついでに、炸酱面と火烧を北京で食べ歩いてきました。そのときにこのYHに泊まりました。

そうかー 監獄跡だったのですね。部屋でWiFiが使えないのが難点だったので、Red Lantern Hostelに移動しました。
  1. 2009/09/28(月) 02:21:16 |
  2. URL |
  3. tetsu #-
  4. [ 編集]

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Author:山大22号
横浜の会社から派遣されて
北京駐在中。
サッカーと食べ歩き(飲み歩き?)は
生涯現役が目標です。

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