北京ひまつぶし

北京駐在中のおもしろい出来事を、皆様にお伝えします。


スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

春餅

巻餅


北京には、立春に「春餅」を食べる習慣があります。
「春餅」というのは、北京ダックの皮のような、クレープのような、「餅」で、
いろいろな料理を巻いて食べるものです。

昔の北京では冬の間、野菜は白菜だけになります。
春になって出回りだした野菜を、皆で食べたのが始まりではないでしょうか?

今年の春節から立春にかけて、私は事情により上海で過ごしました。
上海で春餅を探したのですが、全く見当たりません。
上海人に「春餅(チュンピン)どこかで食べられない?」と聞くと、「葱油餅(ツォンヨウピン)」と間違えられてしまいます。
上海は冬でも野菜があっただろうから仕方ないか、と勝手に納得しました。

そこで、立春は過ぎていましたが、北京に戻って友人達と春餅を食べました。




場所は霄雲路にある「二月二春餅店」。
店は小さいですが、こぎれいで、写真入り、英語入りのメニューがありました。
4~5人のコックさんがガラス張りのキッチンの向こうで、忙しそうに働いています。

オープンキッチン


最初に集まった2人で前菜とビールを頼み、3人目が来たところで、まず第一弾の春餅をオーダーしました。

第一弾

前菜は"芥末拉皮"。春雨の平べったいような物に、芥子味がまぶしてある冷菜です(写真右下)。
春餅の具は、豚の耳(左上)、ジャガイモの唐辛子炒め(右上)、京醤肉糸(左下)。
餅(左の蒸篭の中)と一緒に乗せるミソと白髪ネギはもれなくついています。

注文を取ったウェートレスの趙さんに、典型的な具ではない、と言われましたが、本番は皆が揃った後に取っておきましょう。

趙小姐

趙さんは20才。河北省の出身です。

最初にトライした人が、「この皮ちょっと厚いなあ」とつぶやいたのが聞こえたかのように、
「皮は2枚がくっついているから、はがして食べてください。」と趙さん。
「それなら始めから言えよ。」とプンプンしてたのですが、
遅れて現れた中国料理の専門家Sさんに「2枚重ねて、片面だけを焼くものなんです」とピシャリと言われてしまいました。
第一弾の具は、みんなピリ辛でした。

そうこうしているうちに5人目も到着。
趙さんの薦める典型的な具をオーダーしました。

フルオーダー

新たに注文したのが、葱入り卵焼き(左)、ほうれん草と卵の炒め物(左上)、ひき肉と春雨の炒め物(左下)、もやしと韮の炒め物(真中)、豚モモ肉の醤油煮(右)
こちらはあっさりしていてグッドです。

ところで、どうしてこの店は二月二という名前にしたのか、趙さんに尋ねてみました。
旧暦の二月二日はこの日から龍が活動するという「龍抬頭」と言って、やはり春餅を食べる日なのだそうです。
龍抬頭という日は他のメンバーも知っており、春節からこの日まで髪を切ってはいけないそうです。
何でも、髪を切ると舅舅(母方の男兄弟)が死んでしまうとか。
メンバーのMさんは、舅舅はすべて亡くなっているそうで、そういう人は何の心配もなく髪を切ってもいいそうです。

そんな具合にみんなでワイワイ話しながら食べているうちに、みるみる具がなくなっていきました。

ちなみにこのお店には、春餅に巻いて食べる具だけでなく、普通のおかずもあります。
こちらが店のお薦めメニューです。

お薦めメニュー


そのうちの一つ"蒸牛筋丸"をサービスしてくれました。

牛筋丸子

ピリ辛味のついた肉団子です。
普通に注文しても値段は8元(約120円)。

もう一つ、春餅を食べる時の決まりは、一緒に"小米(粟)粥"を食べるのだそうです。
日本では鳥の餌でしか見ませんが、中国では粟のお粥は朝食の定番です。

最初のオーダーから2時間後、ビール数本、ワイン2本と共に、注文した料理はすっかり平らげてしまいました。

食後


お勘定は330元(約5,000円)、一人当り70元弱(約1,000円)。
ワインを2本飲んだこともあって、春餅にしてはちょっと高目かな。
この店は、一皿が小さいので、いろいろな料理が注文できました。

まかない飯

レジの担当者のまかない飯も、春餅の具にご飯でした。

このお店、料理は良いのですが一つ問題があります。
それは、店にトイレがないこと。
となりの店のトイレは暗いので、道の向こうにあるガソリンスタンドに行くよう薦められました。
ほとんどの人はトイレを我慢し、二次会のカラオケ屋に着くと全員トイレに直行しました。

スポンサーサイト
  1. 2006/02/18(土) 16:47:34|
  2. 北京でグルメ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
<<久しぶりの北京 | ホーム | 天上龍肉、地下驢肉>>

コメント

ハシヅメさん

ワールドカップのチケットは、日本戦があたったんでしたっけ?
私は日本戦以外を2試合ゲットしました。

北京の食生活はどんどん豊かになっていきます。
今も、おいしい韓国宮廷料理を食べてきました。

休暇の時にでも北京にお越しください。
  1. 2006/03/08(水) 23:34:39 |
  2. URL |
  3. 山大22号 #-
  4. [ 編集]

目茶目茶美味そうですね!

ロンドンはサッカー環境は観戦・プレーともに最高ですが、食環境は最低です。

北京が懐かしい・・・・
仕事で北京に呼び寄せてもらえる日を待ち望んでいます。
  1. 2006/03/08(水) 20:55:10 |
  2. URL |
  3. ハシヅメ #-
  4. [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://bjhimatsubushi.blog29.fc2.com/tb.php/46-5e7abbb9
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

山大22号

Author:山大22号
横浜の会社から派遣されて
北京駐在中。
サッカーと食べ歩き(飲み歩き?)は
生涯現役が目標です。

カテゴリー

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。