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朝起きたら昨晩の酒が残ってます。
でも、今日の北京は絶好のお散歩日和。
去年改修中で入れなかった恭王府に行くことにしました。
乾隆帝の寵臣で、あまりの権勢のため乾隆帝の死後難癖をつけられて死罪となった和珅(Heshen、日本語読みは「わしん」)の邸宅です。
その後、道光帝の第六子、恭親王奕訢(Yixin、日本語読みは「えききん」)に与えられたので恭王府と呼ばれています。
1927年奕訢の孫が邸宅を教会に寄進、1937年には更に輔仁大学に売却されました。
その後中国音楽学院の手に渡り、音楽学院が手放して改修が始められたのは2002年だそうです。
開放されているのは邸宅の裏の庭園部分のみ。
邸宅の正門である南門は、中国音楽学院付属中の奥に覗けるだけです。

入口は庭園の西側、柳陰街に面したところにあります。

20元(約300円)の入場料は高いな、と思っていたら、「電子門票」なるものを渡されました。
女子十二楽坊のような女性楽団のディスクです。
そんなもんいらないから、入場料を下げろ!
庭園の入口には、西洋風の門がありました。
名前も「西洋門」です。

これは有名な流杯亭です。

どこかのツアーに混ざってガイドの説明を聞いたところ、
四角い杯に酒を満たして水に流し、杯が停まった所の人が詩を詠む、詠めなければ罰杯を3杯飲むという、
いわゆる「流水の宴」が行われたそうです。
(何人も人が並べるほど広くないような・・・)

この水路は、写真の右側から見ると「水」の字、
上側から見ると「寿」の字に読めるとの説明でした。
うん、確かに読めます。
それにしても、中国の団体客の多いこと多いこと。
見所では、一つの団体が見終わるとすぐ次の団体が良い位置を占領するので、
私のような個人客はなかなか近づけません。

「広東のお客さんこちらへどうぞ」
「杭州の皆さんはこっちですよ」
「福建の方、早く集まってください」
ガイドさんのマイクの声が響きます。
いかにも田舎のおじさん、おばさんという人もたくさんいます。
中には言う事を聞かない人もいますね。

そこのステテコ出して足を掻いているおじさん、
「登ってはいけません」って書いてありますよ!
ここは、京劇などが演じられていた戯楼です。
窓には布がかかっていて、中が見えません。
中からはなにやら出し物をしている音がします。
団体の間隙をついて中に入ろうとしました。

ところが、入口に「団体入場券入口」と書いてあります。
「普通の入場券はどこから入るんですか?」
係りの人に聞いてみたら、20元の券では入れないそうです。
入りたければ、60元(約900円)のガイド付きの入場券が必要だそうです。

ここでは、常にツアーの団体が建物の前に陣取っており近寄れません。
でも、この柱の色は何でしょう。
近くで撮るとこうです。

これはないですよね。
まだ未開放の邸宅部分は現在改装工事中。
センスのいい改修をして欲しいですね。
さて、今日のお散歩はおしまい、明日からまた1週間の出張です。
荷物まとめなきゃ。
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- 2006/03/18(土) 22:51:22|
- 北京でお散歩
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