北京ひまつぶし

北京駐在中のおもしろい出来事を、皆様にお伝えします。


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四合院の門

如意門 秦老35

北京の胡同には歴史のある四合院がまだ随分残されています。
四合院の内部の構造を詳しく解説した本は多いのですが、
一般人は、今でも人が住んでいる四合院にズカズカ入り込むわけには行きません。
(中には入り込むつわものもいるようですが・・・)

私のような気の弱い人間は、四合院で鑑賞するのは道路から見える門ということになります。

王府以下の門には、格式の高い順に、
「広亮大門」、「金柱大門」、「蛮子門」、「如意門」があるそうです。
でも、私は色々の本を読みましたが、最近まで区別がつきませんでした。
典型的な解説はこんな感じです:

「広亮大門」
- 門自体が一部屋分のスペースを取っている。(「一部屋分」ってどの位?)
- 門扉が中柱の位置にある。(「中柱」って何?)
- 前柱と中柱の間の壁にはしばしば美しい彫刻が施されている。(「しばしば」?)

「金柱大門」
- 門扉は広亮大門より外側、金柱の位置にある。(「外側」?「金柱」って何?)
- 金柱は檐柱より内側にある。(「檐柱」ってどこにあるの?)
- それ以外は広亮大門と変らないが、それほど立派ではない。(???)

皆さん、わかりませんよね?

ところが、最近北京市規劃展覧館で買った『北京老宅院門楼』という本に、
門の構造が図解されており、それでやっとそれぞれの門の区別がつくようになりました。

こんなマニアックな情報を知りたい方はこちらへ
↓↓↓

私は、内側とか外側というのが、壁に沿った左右方向での内側、外側だと思っていました。
しかし、門の構造を立体的に描いた図により、道路側、家側という前後の関係だとわかりました。

四合院の門の多くには独立した屋根が着いており、
屋根のてっぺんから、手前側(道路側)と向こう側(家側)に向かって低くなっています。
屋根の左右の壁には柱が何本かありますが、てっぺんを支えるのが脊柱(中柱)、
その外側を支えるのが金柱、一番外側を支えるのが檐柱です。

金柱、檐柱は、道路側だけでなく家側にもそれぞれ1本ずつあり、バランスをとっています。
道路側が前金柱、前檐柱、家側が後金柱、後檐柱です。

丁度、家の近くに取り壊しかけの門がありました。
これらの柱の構造がよくわかります。

構造 東堂子53

門の形式と関係ありませんが、
通りがかりのおじいさんが、ふらふらとこの廃屋に入っていきました。
門の外に立っていた人が「こらっ、中に入っちゃいかん」と怒鳴ってもどこ吹く風。
じっと瓦礫を見ていました。

実際の門では、下から門の屋根を見上げると、構造が更によくわかります。
左右の脊柱、金柱、檐柱の間にはそれぞれ梁が置かれています。
こちらの写真をご覧下さい。

構造 東綿花15
屋根が一番高くなっているところの脊柱、一つ手前の金柱、一番手前の檐柱と、
それぞれの梁がよく見えます。

門扉が脊柱の位置にあると「広亮大門」
門扉が金柱の位置にあるのは「金柱大門」
門扉が檐柱の位置にあれば「蛮子門」です。

簡単ですね。

では、取り壊し中の門と、下から屋根を見上げている門は何門でしょう?






その通り、どちらも広亮大門です。

では、次回の記事で、
おしゃれなカフェやバーが集まる南鑼鼓巷の周辺をお散歩をしながら
それぞれの門の写真を紹介しましょう。



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  1. 2006/05/07(日) 20:45:11|
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Author:山大22号
横浜の会社から派遣されて
北京駐在中。
サッカーと食べ歩き(飲み歩き?)は
生涯現役が目標です。

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